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レールガンの洋上射撃試験 装備庁・海自「世界初」 動画も公開 一体どんな武器?

防衛装備庁と海上自衛隊は、電磁気力で物体を撃ちだす装置「レールガン」の洋上射撃試験を実施したと発表した。

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 防衛装備庁と海上自衛隊は10月17日、電磁気力で物体を撃ち出す装置「レールガン」の洋上射撃試験を実施したと発表した。艦艇にレールガンを搭載し実施したもので、世界初の試みという。実現すれば従来の火砲を超える高速度で弾丸を撃ち出すことが可能となるため、今後も早期の実用化を推進するとしている。


装備庁・海自が「レールガン」の洋上射撃試験を実施

 防衛装備庁は2022年の時点で、レールガンを「電気エネルギーを利用して弾丸を発射する将来砲」と定義。「火薬を用いた従来火砲と比べて、弾丸初速を大幅に増大させることが期待できる」としていた。


レールガンの概要(装備庁の公開資料から引用

 実際、同庁が研究試作するレールガンでは、目標性能を「弾丸初速2000m/s以上」(戦車砲の初速は約1750m/s)に設定しており、すでに2297m/sの記録を実績として残しているという。


レールガンの特徴

 他にも、電気エネルギーで加速を行うため弾丸の初速を容易に変えられる点や、弾丸サイズが小さいため迎撃されにくく、探知されにくい点も特徴として挙げている。公式Xアカウントでは、試験の様子を収めた動画も公開している。


従来火砲との比較

極超音速で弾丸を発射できる仕組み

研究試作品の概要

レールガンの将来構想

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