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キヤノン「EOS 50R V」は動画に振り切ったミラーレス一眼だった 「Powershot V1」とどっちを選ぶ?荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/8 ページ)

EOS RシリーズにVlogモデルが誕生した。製品名からいってEOS R50の動画メインバージョンかな、と油断してたら、予想以上に動画方面に振り切っていたのである。

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美肌動画からレビュー用動画まで楽しんでみた


モニターを開いて動画撮影中の図。レンズは超広角の10-18mm。手ブレ補正を効かすときは画角が狭くなるのでこの超広角がありがたい

 では、せっかくなので動画から撮ってみたい。

 動画サイズは4K/30p。4Kクロップを選ぶと60fpsでも撮れるが、画角がぐっと狭くなるので、4K/30pで撮るのが基本だ。


動画記録サイズは4Kと4K(Crop)とフルHD。4K時は30fpsとなる

 動画ポジションはいろいろあるけれども、初心者向けが「A+」。ここでは基本的にカメラ任せで、手ブレ補正の強度を指定するくらい。

 手持ちで動きながら撮るには手ブレ補正を「強」にするといい。かなり補正されるが、ガチで動きながら撮るなら別途ジンバルかスタビライザーがあった方が良さげだ。

 音声は上部のステレオマイクで撮れるが、Powershot V1と違いウインドスクリーンは付属しない。サードパーティ製のウインドスクリーンか外付けマイクを使うのがいいかも。


A+モードで撮影した4K動画から切り出し

 A+ではほぼフルオートだが、顔を見つけるとフォーカスがそちらへ行ってしまう。それを避けるにはカメラに近いものにフォーカスを合わせる「レビュー用動画」を使うのが簡単。シーンモードに入っている。ほかに肌をほどよく補正する「美肌動画」「手ブレ補正」の3つが用意されている。手ブレ補正は他の撮影モードでも当然扱えるが、ここでは「水平補正」モードも用意されているのが特徴だ。この構成はPowershot V1と同じ。


動画のシーンモードではこの3つが用意されている

 レビュー用動画で録ってみた。


レビュー用動画撮影中。アイコンがレビューモードになっているのが分かる。光っているのは録画中を示すタリーランプ

 手に持ったアイテムをレンズにぐっと近づけてもらったフォーカスが顔ではなく、手に持っているもの(赤ベコの小さなぬいぐるみ)にちゃんとあってる。


14-30mmの16mmで撮影したレビュー用動画。顔ではなく赤ベコのぬいぐるみにフォーカスが来ている

 シーンモードから美肌動画も。ノーマルで撮ったものと並べてみた。確かに肌の描写が少し違う。


A+と美肌動画の比較。美肌動画で録ると肌が滑らかに処理され、ているのがよく分かる

 さらに自撮りネタということで縦位置動画。

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