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キヤノン「EOS 50R V」は動画に振り切ったミラーレス一眼だった 「Powershot V1」とどっちを選ぶ?荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/8 ページ)

EOS RシリーズにVlogモデルが誕生した。製品名からいってEOS R50の動画メインバージョンかな、と油断してたら、予想以上に動画方面に振り切っていたのである。

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静止画用としてはどう?


EOS Rシリーズなのでもちろん写真も撮れるのだ。その使い勝手は?

 EOS R50 Vははっきり動画向けをうたっているし、別途EOS R50という製品もあるので静止画用……つまり写真用には使いづらいのではないかと思っていたが、あにはからんや、これが意外にそうでもなかったのだから面白い。

 EOS R50 Vにはファインダーがないが、いまやファインダーがあっても背面モニターで撮る人が多いから問題ないかも。晴天下では見づらいけど、どこかのボタンに「モニターを一時的に明るくする」機能を割り当てておけばなんとかなる。なんともならないのは老眼だけだ。


写真モード時は使わないLIVEボタン(Fn1)に「モニターを一時的に明るくする」をセットしてみたらなかなか具合がよかった

 撮影モードダイヤルで写真撮影モードが冷遇されている点も、いざ使ってみると、逆に一つの画面で全モードにアクセスできるのでまったく困らなかったりするのである。

 画面左上の撮影モードアイコンをタップすると撮影モードメニューが出る。そこで目的の撮影モードをタップすればいい。


静止画時の画面。左上の撮影モードをタップすると撮影モードを変えられるし、その他四角く囲ったボタンで簡単にセッティングできる

撮影モードメニュー。プログラムオートから各種シーンモードまで一覧で表示されるので話がはやい

 では撮影。いつものガスタンクから。


絞り優先AEでいつものガスタンク(14-30mm 14mm 1/500秒 F8 ISO100)

 画面上のQボタンをタップすると撮影に必要なメニューはさっと出てくるので、指先だけで操作できるわけで、よほど凝った撮影をしない限り、「これでいいじゃん」感があるのだ。

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