備蓄米巡る“ネット米騒動”、いまだ収まらず ECサイトは連日完売、偽サイトも出現
政府備蓄米のネット販売を巡る争奪戦が続いている。6月6日にもLINEヤフーと楽天が予約販売を受け付けたが、いずれも短時間で完売した。アイリスオーヤマは、偽サイトの出現も確認したとして注意を呼び掛けている。
政府備蓄米のネット販売を巡り、各社のECサイトで争奪戦が続いている。5月29日に、楽天やアイリスオーヤマ、LINEヤフーが最初の予約や販売を始めて以降、2次販売や3次販売も行われているが、いずれもすぐに完売。アクセス集中によってECサイトが一時つながりにくくなる事態も相次いでいる。さらに偽の販売サイトも登場しており、“ネット米騒動”はまだ収まる気配がない。
例えば「楽天市場」で5kgあたり2138円の備蓄米を販売している楽天は、6月6日までに7回の販売・予約受付を実施。しかし、いずれも短時間で販売上限に達し、Xでは「瞬殺だった」「速攻で売り切れた」といった声が相次いでいる。
LINEヤフーも6日、Yahoo!ショッピング内の「LOHACO by ASKUL」で、5月29日に続く2回目の予約販売を実施した。価格は10kgあたり4320円で、午前10時に受け付けを開始したものの、直後から約40分間にわたってアクセスが集中。購入しづらい状態が続き、備蓄米は当日中に売り切れた。
一方5月29日に備蓄米の予約販売を開始したアイリスオーヤマは6月4日、同社のECサイト「アイリスプラザ」を装った偽装サイトを複数発見したと発表。45件の偽サイトを確認しているとして、間違って利用しないよう注意を呼び掛けている。
備蓄米は、3社に加えJR東日本も今後のネット販売を予定している他、随意契約による売り渡しにはアマゾンジャパンも名乗りを上げている状況だ。スーパー・コンビニ各社による店頭販売も続々と始まっているが、争奪戦は今後どのような様相を呈するだろうか。
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政府が放出した備蓄米の販売を巡り、各社のECサイトは殺到するユーザーの対応に追われている。5月29日には、楽天やアイリスオーヤマが備蓄米の予約や販売を始めたが、前者は開始早々に売り切れ、後者はECサイトがアクセス集中でダウン。さらに、フリマアプリからは続々と備蓄米の出品禁止が発表されており、まさに“米騒動”といった具合だ。
備蓄米の予約開始も……アイリスオーヤマのECサイトがつながりにくく アクセス集中【追記あり】
アイリスオーヤマのECサイト「アイリスプラザ」が、5月29日午後0時50分ごろから閲覧しにくい状態になっている。アクセスしても「アクセスが集中しページを閲覧しにくい状態になっております」と表示され、サービスが使えない状態だ。同社は午後1時から、政府が放出する備蓄米の予約販売を開始すると予告していた。
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アイリスオーヤマは6月4日、同社の公式通販サイト「アイリスプラザ」の偽装サイトを確認したとして注意を呼び掛けた。政府備蓄米の販売に便乗して作られた可能性があるという。
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