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中古価格の高騰で“逆転現象“も──キヤノン「PowerShot G7X Mark III」と新型「PowerShot V1」を比較してみた(2/3 ページ)
世界的なオールドコンデジブームが続く中、キヤノンのデジカメでは少し異なる現象が起きています。5年前に発売された「PowerShot G7X Mark III」の中古価格が高騰。最新の「PowerShot V1」と似たような価格帯でやり取りされています。
PowerShot V1は静止画もイケる高コスパモデル
PowerShot V1は、Vlogカメラとして売り出された印象が強いカメラではありますが、ハードウェアとしてこれまでのコンデジとは段違いのものを搭載しているので、言うまでもなく静止画(静止画は最大2230万画素)も優秀で、今の技術だとコンデジでもここまでできるんだという驚きがあります。実際、使えば使うほど、よくこの値段で収めたなと思わせることが多く、高コストパフォーマンス機と呼んで問題ありません。
さらにPowerShot V1は、これまでコンデジでは熱問題から苦手とされてきた長時間の録画問題も冷却ファンを装備することで解決。4K/30pで2時間以上の撮影が可能になっています。
PowerShot V1はセンサーサイズが大きくなり冷却ファンも搭載した分、G7X Mark IIIより全体的に一回り大きくなっています。ただ、実際に手にしてみると重量と大きさのバランスが絶妙で、実際の重さは違えど、持った感覚はG7X Mark IIIとほぼ同等に感じられます。G7X Mark IIIの方が手との設置面積が減るので、手の大きさにもよりますが、人によっては、むしろ塊を持っているかのような感覚は強くなるかもしれません。
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