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マルウェア感染でサイト改ざん→「対抗できない」ため仮設サイトオープン 日本体操協会
日本体操協会は、公式Webサイトが5月末に不正アクセスを受けて改ざんされた後、「対抗できない状況が続いている」ため、一時的に仮設のWebサイトを開設した。
日本体操協会は6月18日、協会の公式Webサイトが5月末に不正アクセスを受けて改ざんされた後、「対抗できない状況が続いている」ため、一時的に仮設のWebサイトを開設したと発表した。
仮設サイトのURLは「https://jpn-gym.jp/」。直近の情報のみを掲載・発信していく。
協会の公式サイト(https://jpn-gym[.or.]jp/6月19日現在、改ざんされているためアクセス非推奨)がマルウェアにより不正アクセスを受けたのは5月27日。
運用を一時的に停止し、専門業者と解決に向けて努力してきたが、3週間経っても解決できない状況で、「当初の想定より復旧に時間がかかる」ため仮設サイトを開設した。
19日現在、元の協会サイトにアクセスすると、サービスを終了したECサイト「ポンパレモール」を装った通販サイトにリダイレクトされた。
協会は、元のサイトは現時点で「外部の販売サイトを装った偽サイト、Google Chromeアップデートを装った偽サイトに接続する事象が起きている」と説明。
「本会とは一切関係のない偽サイトだ」として、表示された場合はブラウザを閉じ、サイト内のリンクをクリックした場合はネットワークから切断してセキュリティソフトによるウイルスチェック・駆除をするよう呼び掛けている。
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