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山形新幹線「E8系」故障、補助電源装置の半導体が損傷していた 損傷原因は未解明
JR東日本は6月25日、17日に山形新幹線の新型車両「E8系」の4編成が相次いで故障した問題の原因をめぐり、補助電源装置計内部の半導体素子が損傷していたと発表した。
JR東日本は6月25日、17日に山形新幹線の新型車両「E8系」の4編成が相次いで故障した問題の原因をめぐり、補助電源装置計内部の半導体素子が損傷していたと発表した。損傷の原因は特定できていないため、E8系単独の運行をとりやめ、列車本数を通常の8割ほどに減らして当面の間運行する。
17日、東北新幹線宇都宮〜那須塩原駅間で回送列車が故障した他、小山駅停車中だったつばさ136号、郡山駅停車中だった回送列車、山形新幹線福島〜笹木野駅間を走行中だったつばさ139号で、同日に車両故障が起きた。
4編成に搭載された補助電源装置について、JR東とメーカーで外観調査と分解調査を進めたところ、計6台の半導体素子が損傷していた。その原因は特定できていない。
JR東は「気温などの環境的要素を含め、あらゆる観点から鋭意原因究明を行い、必要な対策を講じる」としている。
補助電源装置は、車両の各機器に必要な電力を供給する装置。故障すると、冷却装置が作動せず、モーターも駆動できなくなり走行が不能になる。
E8系は2024年3月に営業運転を開始した山形新幹線の新型車両。最高速度は時速300キロで、2025年度内に従来のE3系から置き換える予定だった。
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