日本の「TikTok」アプリにEC機能 アフィリエイトプログラムも

「TikTok」を運営するByteDanceは30日、アプリ内で商品の販売を可能にするEC機能「TikTok Shop」の提供を始めた。

[ITmedia]

ショートムービープラットフォーム「TikTok（ティックトック）」を運営するByteDanceは6月30日、アプリ内で商品の販売を可能にするEC機能「TikTok Shop」の提供を始めた。動画やライブ配信を通じて視聴者が商品を知り、その場で購入することを「ディスカバリーEコマース」と名付けて推進する。

　企業や店舗は、ブランドごとに作れるプロフィールページで商品の紹介や直接販売が行える。アフィリエイトプログラムも用意するため、動画クリエイターは商品にタグ付けした動画やライブ配信により報酬を得られる。これらショッピング機能付きの動画やライブ配信は「おすすめ」フィードに表示する。

　ショッピングのTikTok Shopの開始に伴い各種パートナー制度も導入した。すでに国内で参加を表明している企業・ブランドは、I-ne、アンカー・ジャパン、ウィゴー、MTG、花王グループのKATE、CAGUUU、KINUJO、SHOPLIST、日清食品、丸善ジュンク堂書店、ヤーマン、yutori、ユニリーバ・ジャパン、Yogibo（ヨギボー）、ラコステジャパン（AIGLE）、ワイ・ヨットなど。

　TikTok Shopの機能は段階的に追加する予定で、例えばTikTok内で商品の宣伝を行える「TikTok Shop広告」を7月中に提供を開始。また今後数カ月のうちに「ショップ」タブを新設し、ユーザーが商品を検索したり、注文を管理したりできるようにする予定だ。

　なお、全ての掲載商品は、TikTok Shopポリシーおよびコミュニティガイドラインに準拠する必要がある。