ニュース
JR東日本、「生成AI×電話」の運行案内 内製で開発、7月23日から
JR東日本は7月23日、生成AIを活用した自動電話案内サービス「どこトレダイヤル」を開始する。路線名や駅名を電話で伝えると、列車の遅延や運転見合わせ、走行位置などの情報を合成音声で案内する仕組み。
JR東日本は、生成AIを活用した自動電話案内サービス「どこトレダイヤル」を7月23日に開始する。路線名や駅名を電話で伝えると、列車の遅延や運転見合わせ、走行位置などの情報を合成音声で案内する仕組みで、国内の鉄道事業者としては初の取り組みだという。
利用者がガイダンスに従って路線名などを伝えると(音声入力)、その内容を生成AIが解析。運行情報サービス「どこトレ」の情報をもとに応答が生成される。どこトレは、PCやJR東日本アプリで提供されている運行情報サービスで、在来線や一部新幹線の状況を確認できる。どこトレダイヤルの電話番号は050-3355-6421。日本語のみ対応する。
案内時に参照するどこトレは、PC向けWebサイトやスマートフォンの「JR東日本アプリ」で提供されているサービスで、同社の地方エリアを中心とする在来線58路線(BRT区間含む)と、秋田・山形新幹線に対応している。仙台空港アクセス線(名取〜仙台空港)や北しなの線(長野〜豊野)なども含まれる。
サービスの開発は、同社の「Digital & Dataイノベーションセンター(DICe)」内の内製チームが担当した。駅係員やコールセンターに頼らず、時間や場所を問わずスムーズに運行情報を得られる手段として提供する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
駅構内のアナウンスをスマホ画面にテキスト表示 JR東日本の12駅で「みえるアナウンス」試行導入
ヤマハは15日、駅構内のアナウンスをユーザーのスマートフォン画面にテキストで表示する「みえるアナウンス」をJR東日本が試行導入すると発表した。
JR東、指定席券売機を更新 「きっぷを買う」「きっぷを変更する」で分かりやすく
JR東日本は指定席券売機を更新する。「きっぷを買う」「きっぷを変更する」など目的別のメニューを採用した新型機を、従来機を置き換える形で設置する。
JR東日本グループの統合ID「JRE ID」、25年2月開始 1つのIDで様々なサービスにログイン
JR東日本は統合IDサービス「JRE ID」を2025年2月に開始する。スマホアプリ「モバイルSuica」を皮切りに様々なサービスを1つのIDで利用できるようにする。
JR東、備蓄米の随意契約に参戦 ECサイト&東京駅などで販売へ 5キロ・税別1800円
JR東日本は、政府が販売する備蓄米の随意契約に申し込んだと表明した。受理され次第、ECサイト「JRE MALL」などで販売する予定。
新幹線をリサイクルして作ったアイス専用スプーン販売へ “カタイアイス”も高い熱伝導率で食べやすく
JR東日本商事などは、東海道新幹線の車両のリサイクル素材でできたアイスクリーム専用スプーンを販売すると発表した。


