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ミラ・ムラティ氏率いるThinking Machines Lab、a16zなどから20億ドル調達
OpenAIの元CTOミラ・ムラティ氏の新AI企業Thinking Machines Labが、a16z主導のシードラウンドで20億ドル(約3000億円)調達した。元OpenAIメンバーが多数参加しており、数カ月以内に最初の製品を公開する予定。
米OpenAIのCTO(最高技術責任者)を昨年辞任し、2月に新たなAI企業Thinking Machines Labを立ち上げたミラ・ムラティ氏は7月15日(現地時間)、米VC大手のAndreessen Horowitz(a16z)がリードするシードラウンドで、20億ドル(約3000億円)調達したと発表した。このラウンドには、Nvidia、Accel、ServiceNow、Cisco、AMD、Jane Streetが参加した。
Thinking Machines Labは、まだ具体的な製品などは発表していない。
ムラティ氏は発表ポストで、同社は「実世界や自然と相互作用するマルチモーダルAIを構築」しているとし、「今後数カ月以内に、最初の製品を公開」すると語った。
この製品は、オープンソースのコンポーネントを含んでおり、「カスタムモデルを開発する研究者や新興企業にとって役立つものになる」という。
Thinking Machines Labには、ムラティ氏の他に、ジョン・シュルマン氏、バレット・ゾフ氏、ルーク・メッツ氏など、元OpenAIのメンバーが参加している。
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