「スーパーコンピュータ『富岳』そうめん」(3740円)が7月24日に発売された。
何を言っているのか分からないかもしれない。筆者も分からない。一緒に商品写真を見よう。
富岳のロゴをあしらった木箱の中に、台紙と、2束の青いそうめんが入っている。台紙には富岳の内部の写真が使われており、ケーブルが束ねられた部分にそうめんが配置されている。その下の箱にも4束のそうめん。
販売元のフェリシモ(神戸市)によると、「『美しく束ねられた富岳のケーブルは、まるで麺みたい』という理研の職員さんたちのお話に着想を得て完成した青色のそうめん」だという。
「『富岳』の象徴的な青いパネルが印刷された木箱を開くと、中には裏側のケーブルが印刷された台紙が。日本が誇る技術の結晶を、舌で味わって」
……なるほど。
フェリシモが展開するユーモア雑貨ブランド「YOU+MORE!」と、理化学研究所(理研)が、コラボした商品。販売ページには、理研の計算科学研究センター長である松岡聡氏の写真まで載っている。本気だ。
フェリシモ創立60周年記念プロジェクト「STAGE60」の一環。理研の計算科学研究センターはフェリシモ本社と同じ神戸市にある。
「計算科学の力で幅広い社会課題の解決に貢献している富岳に対する理解を深め、日本が誇るスーパーコンピューターのテクノロジーを身近に感じてほしいという想いから、今回のコラボが実現した」という。
CPUが「かわいい」からミラーケースに
また、富岳の頭脳であるCPUが「虹色に輝いてかわいい」という理研職員のひと言から誕生したコンパクトミラーピルケース(2310円)も発売した。
シルバーの本体のフタの部分にCPUのデザインをプリント。開くと2部屋に分かれており、小物を仕分けられる。「最先端のテクノロジーをコンパクトに閉じ込めた、究極の“かわいい”を楽しめるアイテム」としている。
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