Google Homeの責任者、アシスタントの信頼性について「秋に詳報を伝える」
Google Homeの責任者が、スマートホームデバイスでのGoogleアシスタントの信頼性低下についてXで謝罪した。ユーザーからは不具合が多数報告されており、同氏は長期的な解決策に取り組んでいると説明。「秋にはさらに詳しい情報をお伝えします」と語った。
米GoogleでGoogle Home&Nestの技術担当エグゼクティブ兼CPOを務めるアニッシュ・カトゥカラン氏は7月24日(現地時間)、「Googleアシスタントのホームデバイスでの信頼性に関する最近のフィードバックについて触れたいと思います。皆さんが経験し、感じていることに対して、心からお詫び申し上げます!」とXにポストした。
同氏は昨年8月、公式ブログで、「Nest」および「Google Home」に「Gemini」を同年後半に搭載すると発表したが、まだ実現していない。
「信頼性に関する最近のフィードバック」というのは、例えば、以前はできていた照明のオンオフができなくなった、音楽の再生を頼むとWeb検索が始まってしまうなど、r/GoogleHomeで多数見ることができる。
カトゥカラン氏はXへのスレッド投稿で「私たちは皆さんの声をしっかり受け止め、長期的な解決策を提供することに全力で取り組んでいます。これにより、より高い信頼性と性能を確保します。私たちはしばらく前から大きな改善に積極的に取り組んでおり、秋にはさらに詳しい情報をお伝えします」と続けた。
Googleは8月20日にハードウェア関連の発表イベントMade by Googleを開催する予定だが、Google Home&Nest製品についての発表は秋になるようだ。昨年のこのイベントでもHome&Nest製品関連は発表されていない。
なお、Android端末では3月からGeminiをGoogleアシスタントに置き換えられるようになっている。Wear OS 4搭載のスマートウォッチでも今月、Geminiが正式に搭載された。
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