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トヨタの実験都市「Woven City」 9月25日オープンへ 関係者約360人が順次入居
トヨタ自動車が、実験都市「Toyota Woven City」(静岡県裾野市)を9月25日にオープンすると発表した。まずは同社関係者など約360人が順次入居。2026年度以降に他の入居者を受け入れる。
トヨタ自動車は8月4日、実験都市「Toyota Woven City」(静岡県裾野市)を9月25日にオープンすると発表した。まずは同社関係者など約360人が順次入居。2026年度以降に他の入居者を受け入れる。
Toyota Woven Cityは静岡県裾野市のトヨタ自動車東日本(TMEJ)東富士工場跡地に建設中の実験都市。敷地面積は約4万7000m2(将来は約70万8000m2)で、自動運転やロボットなどを実験的に導入し、新しい都市の在り方を模索することを目的に、20年の発表以降、造成工事や建築工事を進めてきた。実証にはトヨタと子会社のウーブン・バイ・トヨタに加え、ダイドードリンコ、日清食品など17社が参加する。
4日には、新たに共立製薬や宇宙スタートアップのインターステラテクノロジズ(北海道広尾郡)、豊田通商やデンソーなどトヨタグループ10社が参加することも発表した。このうち共立製薬は「ペットと人間のより良い共生」、インターステラテクノロジズは「ロケットの製造体制強化」をテーマに実験を行うという。
今後、スタートアップ企業や大学・研究機関向けのプログラムも新たに開始することも明らかにした。プログラムの詳細は8月25日に公開する。
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