ニュース
「空飛ぶタクシー」国内100機以上を展開へ ANAと米Joby Aviationが合弁会社設立を検討
ANAホールディングスと米Joby Aviationは、eVTOLを用いた日本でのエアタクシー事業について、合弁会社を設立に向けた本格的な検討を始めると発表した。
ANAホールディングスと米国のベンチャー企業Joby Aviationは8月5日、電動垂直離着陸機(eVTOL)を用いた日本でのエアタクシー事業について、合弁会社を設立に向けた本格的な検討を始めると発表した。将来、100機以上を導入し、首都圏をはじめとした日本全国への展開を目指す。
両社はサービス実現に向け、パイロット訓練や航空機整備支援、Vポート(離着陸場所)の開発など、エコシステムの構築を加速する。Jobyに出資するトヨタ自動車をはじめとした民間企業や国、自治体との連携も強化していく。
両社は大阪・関西万博では10月1日から閉幕の13日まで、ANA特別塗装を施したeVTOL「Joby S4」のデモフライトを1日2回程度行う。万博会場西側に位置するEXPO Vertiportから離陸し、会場西側の海上を、翼で揚力を得る完全遷移状態で水平飛行する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
中国で「空飛ぶクルマ」が6月末までに遊覧飛行開始へ 億航智能の無人機に初の営業許可
中国で「空飛ぶクルマ」を開発する億航智能(イーハン)は、中国当局から「操縦士なしで民間人を運ぶ航空機の営業許可を初めて取得した」と発表した。米CNBCテレビの取材に対しては、「6月末までに広東省広州市と安徽省合肥市の指定されたルートで遊覧飛行を始められる」と回答したという。
国内ベンチャーの「空飛ぶクルマ」が初飛行 約4分ほど、高度5mで浮遊
4月13日から開催される大阪・関西万博で、目玉の一つである「空飛ぶクルマ」。その開発を進める国内スタートアップのSkyDriveが、3人乗りのeVTOL機を万博のメディアデーにて初披露した。あわせて離陸の様子も実演。4分弱ほど浮遊した。
中国で「空飛ぶクルマ」が6月末までに遊覧飛行開始へ 億航智能の無人機に初の営業許可
中国で「空飛ぶクルマ」を開発する億航智能(イーハン)は、中国当局から「操縦士なしで民間人を運ぶ航空機の営業許可を初めて取得した」と発表した。米CNBCテレビの取材に対しては、「6月末までに広東省広州市と安徽省合肥市の指定されたルートで遊覧飛行を始められる」と回答したという。- 万博の空飛ぶクルマ、「飛ばない期間」があることが判明 誘客に影響も
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は3日、万博の目玉と位置付ける「空飛ぶクルマ」について、飛行を行わない期間があると明らかにした。各社の飛行が通期で行われず限定的なため、いずれの社も飛ばさない期間が生まれるという。来場しても飛行している姿を見ることができない期間が生まれることは、誘客にも影響が出そうだ。

