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国内ベンチャーの「空飛ぶクルマ」が初飛行 約4分ほど、高度5mで浮遊
4月13日から開催される大阪・関西万博で、目玉の一つである「空飛ぶクルマ」。その開発を進める国内スタートアップのSkyDriveが、3人乗りのeVTOL機を万博のメディアデーにて初披露した。あわせて離陸の様子も実演。4分弱ほど浮遊した。
4月13日から開催される大阪・関西万博で、目玉の一つである「空飛ぶクルマ」。その開発を進める国内スタートアップのSkyDriveが、3人乗りのeVTOL機を万博のメディアデーにて初披露した。あわせて離陸の様子も実演。4分弱ほど浮遊した。
SkyDriveが公開したのは、操縦士1人+乗客2人の3人が搭乗できる「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」。エンジンの代わりにモーターを採用しており、12基のモーター・ローターを搭載する。これにより、ヘリコプターよりも騒音を抑えることができるという。
なお機体の仕様上、最大巡航速度は100km/h(対気速度)、航続距離は約15km(バッテリーのアップデートで今後30-40kmに拡張)としているが、今回の飛行は限定的なもので、高度は約5mほど。パイロットは搭乗せず、自動制御とリモート操縦での運行となった。
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