ソフトバンク、コミケで通信環境を強化 5G SAやStarlink活用Wi-Fiを整備

ソフトバンクは8月12日、東京ビッグサイトで8月16〜17日に開催される「コミックマーケット106」（コミケ106）にあわせ、会場や周辺の通信環境を強化すると発表した。5Gスタンドアローン（SA）方式や3.9GHz帯のSub6増強、移動基地局車の配備を実施する他、Starlink Businessを活用したWi-Fiを整備する。

[ITmedia]

　ソフトバンクは8月12日、東京ビッグサイトで8月16〜17日に開催される「コミックマーケット106」（コミケ106）にあわせ、会場や周辺の通信環境を強化すると発表した。高速・大容量通信が可能な5Gスタンドアローン（SA）方式や、3.9GHz帯のSub6増強、移動基地局車の配備を実施する他、Starlink Businessを活用したWi-Fiを整備する。

移動基地局車を配備（出典：プレスリリース）

　コミケ106の会場全体では、5G SA利用環境を整えることで、4G LTEの利用負荷を図る。周辺の基地局には、ミリ波より遠くまで届き、障害物の影響を受けにくいSub6（3.9GHz帯）に対応したアンテナを新たに設置し、混雑が見込まれる開場前の東側待機列エリアなどでの通信容量を拡充する。さらに同エリアでは、移動基地局車の配備に加えて新たにStarlink BusinessによるWi-Fiを組み合わせてトラフィックを分散し、輻輳（ふくそう）を防ぐという。

　コミックマーケットは1日あたり十数万人が来場する国内最大の同人誌即売会で、SNS投稿や電子決済、地図アプリの利用などによる通信需要が集中する。ソフトバンクは毎年、混雑傾向を踏まえた電波対策を実施している。

通信環境を強化