Google Cloudとオラクルが提携、Oracle Cloud上でGeminiを提供開始
Google Cloudと米Oracleは生成AIにおける提携を拡大し、Gemini 2.5などGoogle Cloudの最新の生成AIモデルをOracle Cloudで提供することを発表しました。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「Google Cloudとオラクルが提携、Oracle Cloud上でGeminiを提供開始」(2025年8月19日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
Google Cloudと米Oracleは生成AIにおける提携を拡大し、Gemini 2.5などGoogle Cloudの最新の生成AIモデルをOracle Cloudで提供することを発表しました。
Oracle Cloudでは生成AIの実行基盤として「Generative AI Service」を提供しています。
Generative AI ServiceではAIモデルとしてCohereとMeta Llamaが利用可能になっているのに加えて、今年6月にはxAIのGrokが利用可能となりました。
そして今回のGoogle Cloudとの提携により、今後数週間以内にGenerative AI ServiceとGoogle CloudのVertex AIとの統合を通じてGeminiも利用可能になる予定です。
これによりOracle Cloudの利用者はOracle Cloud上でGeminiが利用可能になる他、将来的にはERPやSCMなどをクラウドサービスとして提供するOracle Fusion Cloud Applications内のオプションとしてGeminiを利用できるようにするとしています。
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