世界の“ドット絵職人”集結「Wplace」がスゴイ 京都にマリオ、札幌にミク……東京やパリは超カオス(1/3 ページ)
世界から100万人以上が集まり、一つの世界地図にドット絵を描く――「Wplace」(ダブリュープレイス)が、グローバルで急速に流行。ブームに伴い運営は、「荒らし」対応にも直面している。
世界から100万人以上が集まり、一つの世界地図にドット絵を描く――「Wplace」(ダブリュープレイス)というサービスが、グローバルで急速に流行している。
アクセスしてみると、地図上に所狭しと描かれたドット絵に圧倒される。
京都には、市内に本社を置く任天堂キャラが乱舞し、初音ミクを産んだクリプトン・フューチャー・メディアがある札幌には、ミクなどボカロキャラが踊る。エヴァンゲリオンの「第3東京市」のモデルとして知られる神奈川・箱根には、エヴァ関連のイラストが散る。
海外に目を向けると、英ロンドンにはビートルズの「アビイ・ロード」のジャケット、フランス・パリには凱旋門など、ご当地ゆかりのドット絵を見ることができ、「どこが何の“聖地”かわかる」と評判だ。
描くモノに決まりはないため、その土地と無関係な絵も多い。米サンフランシスコ付近に「ちいかわ」がいたり、フランス・パリに早乙女乱馬(らんま1/2)がいたり……見知らぬ地域で推しのドット絵を探すのも楽しい。
本州から日本最南端の沖ノ鳥島まで約1500キロをつなぐ高速道路を完成させ、沖ノ鳥島を大規模発展させるなど、土地への夢や妄想を実現している人たちも。紛争地域で国境を塗り替えようとするユーザーもいるなど、政治的な動きもある。
厳しい制限、協力するユーザーたち
地元や気になるエリアを見るだけでも十分に楽しいが、描くのも楽しい。ユーザーは、地図の好きな場所に1ドットずつ色を置き、自由にドット絵を描ける。
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