ひどい暑さの続く今夏。エアコンに次いで活躍するのが、扇風機やサーキュレーターだろう。エアコンのない場所を涼しくしたり、エアコンの冷風を部屋に素早く広げたりと、バイプレイヤーとして暑さをしのぐのに貢献しているはずだ。
一方、この2つを特に区別せず使っている……という人も多いだろう。記者も同様で、サーキュレーターとして買った製品を送風でなく涼感を得るのに使ったり、その逆をしたりしている。
そもそも、この2つって厳密な違いがあるのか?──発泡酒と“第三のビール”のように、見た目や扱いはよく似ているが、法制上の扱いや製造過程が厳密には違うものはよくある。扇風機とサーキュレーターについてもそういう違いはあるのか、ふと気になったので、扇風機・サーキュレーターを販売する企業に聞いてみた。
両者の差異は……
一般的に、扇風機は「羽を回転させて起こす風で直接涼を取る」、サーキュレーターは「羽を回転させて起こす風で、部屋の空気を循環させる」ものとして、それぞれ区別されているだろう。それぞれを扱うアイリスオーヤマと、パナソニックに厳密な違いの有無を聞いたところ、法制上の違いや社内基準はないとのことだった。
ただしアイリスオーヤマは「プロペラの奥行きがない、直径が大きい、送風面積が広い、回転数が少ない(サーキュレーターに対し半分程度)」ものは扇風機と、その逆はサーキュレーターとして扱うなど、設計で区別はしているという。
またパナソニックによれば、本来の用途で使うのがベストではあるものの、それぞれをそれぞれの用途に転用しても問題はないという。サーキュレーターの中には、扇風機と同様に直接涼を取れるようにするため、回転数を抑える機能を持つものもある。実用の上でも差は希薄で、法制の上でも違いはないが、設計が異なる場合がある、というのが結論といえそうだ。
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