フェイクニュースを“体験”できる展示イベント、LINEヤフーが表参道で 監修に日本ファクトチェックセンター
LINEヤフーは10月16日、フェイクニュースの危険性を学べる体験型展示イベントFAKE NEWS MONSTERS展」を、イベントスペース「Rand表参道」(東京都渋谷区)で開催すると発表した。開催期間は10月24日から11月3日で、入場は無料。記事のタイトルによる誤解や偽画像の生成といった“情報の落とし穴”を、クイズや疑似体験を通じて学べる企画としている。
LINEヤフー(東京都千代田区)は10月16日、フェイクニュースの危険性を学べる体験型展示イベントFAKE NEWS MONSTERS展」を、イベントスペース「Rand表参道」(東京都渋谷区)で開催すると発表した。開催期間は10月24日から11月3日で、入場は無料。記事のタイトルによる誤解や偽画像の生成といった“情報の落とし穴”を、クイズや疑似体験を通じて学べる企画としている。
イベントでは、フェイクニュースをモンスターに見立てた「フェイクニュースモンスター」10種を展示。例えば、来場者が話した一言が大げさなニュースタイトルになる「タイトルビッグマウス」や、来場者の写真を使ったうそのニュースがその場で作成される「AIイリュージョニスト」などを通して、フェイクニュースの危険性を体験できるという。
この他、Yahoo!ニュースによる偽・誤情報対策の取り組みを紹介するボード展示や、モンスターたちと記念撮影ができるフォトブースも併設する。
企画は、ネット上の情報についてファクトチェックを行う「日本ファクトチェックセンター」の編集長・古田大輔氏が監修したもの。古田氏は「『偽・誤情報』というと手ごわい相手に思えるが、そのほとんどは単純な手法で作られ、ちょっとした確認だけで間違った情報だと見破ることができる」と説明。「モンスターは日々偽・誤情報に接する中で出会ってきた手口を擬態化したものだ」とした上で、「すぐに信じる前に、発信源・根拠・関連情報の3つを確認するように心掛けましょう」と呼びかけている。
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