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X、使われなくなったユーザー名を再取得できるサービス 有料会員向けに 本名と同一の場合は無料
Xは、「Handle Marketplace」をβサービスとして開始した。非アクティブなユーザー名(@ハンドル)を有料会員向けに再配分する。ユーザーのフルネームと同じものは無料だが、「rare handle」(@Pizzaなど)は人気度に応じ2500ドルから7桁超の価格で招待制で提供する。
米Xは10月19日(現地時間)、使われていない(非アクティブな)ユーザー名(@ハンドル)を有償・条件付きで再配分する「Handle Marketplace」をβサービスとして開始したと発表した。
開始段階では、対象は有料会員のみだ。対象ユーザーはマーケットで希望のハンドルをリクエストできる。
ユーザーの本名のフルネームと同じハンドル名は、「priority handle」として対象ユーザーは無料で獲得できる。一方、短い名前や一般的な名前、文化的に重要な名前(@Pizza、@Tom、@One)は「rare handle」とされており、「標準のリクエストでは利用できない」。これらは、「功績に基づいて」供与するか、招待制のみで固定価格で提供するという。価格は、単語の人気度、長さ、文化的重要性などの要因で決定する。需要と独自性に応じて、2500ドルから7桁を超える価格になる場合もあるとしている。
新しいハンドルを入手すると、それまでのハンドルは凍結され、他のユーザーが利用することはない。また、変更されるのはハンドル名だけで、ポストやフォロワー、アカウント設定は変わらない。
休眠ハンドル名の販売については、2023年11月に米Forbesが報じていた。
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