Microsoft、Xboxゲーム「Halo」を2026年にソニーPS5でもプレイ可能に
Microsoftは、Xboxの象徴であるゲーム「Halo」をソニーのPS5向けに2026年に提供すると発表した。25周年記念として、オリジナル作品「Halo: Combat Evolved」をUnreal Engine 5でフルリメイクし、「Halo: Campaign Evolved」として発売する。Xbox、PC、PS5間でのクロスプレイに対応する。
米Microsoftは10月24日(現地時間)、2001年にXbox向けに発売したファーストパーソンシューティングゲーム「Halo」(ヘイロー)が2026年、ソニーのPlayStation 5(PS5)に初登場すると発表した。
Haloの25周年を記念して、オリジナル作品「Halo: Combat Evolved」を「Unreal Engine 5」で完全に再構築し、「Halo: Campaign Evolved」としてPS5を含む複数のプラットフォームで同時発売する計画だ。
Haloシリーズの初代は後にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が買収した米Bungieが開発し、MicrosoftがXboxの独占ゲームとして発売した。現在はXbox Game Studios下のHalo Studiosが開発している。Microsoftはこのゲームを、ゲーム史における不動の地位を占める文化的なアイコンだと説明する。
Halo Studiosの幹部は発表文で、Haloは「つながり」をテーマにしており、新しい世代のプレイヤーが多様なプラットフォームでHaloに夢中になる機会を得ることに興奮していると語った。
Halo: Campaign Evolvedは、オリジナルの本質に忠実でありつつ、現代の期待に沿うようにデザインされたという。ゲームプレイの主な新要素として、オリジナルの2人ローカル画面分割協力プレイに加え、オンラインではXbox、PC、PS5間でクロスプレイとクロスプログレッションに対応し、最大4人での協力プレイが可能になる。また、プレイヤーはキャンペーン内で、エナジーソード、バトルライフル、ニードルライフルなど、シリーズ全体から9種類の追加の象徴的な武器を使用できるようになる。さらに、初めて敵のビークルをハイジャックしたり、コヴナントのレイスタンクを操縦したりすることが可能になるなど、サンドボックス体験が拡張されている。
Halo: Campaign Evolvedは、Xbox Series X/S、PC、PS5向けに2026年に発売予定。Game Pass Ultimate/PC Game Passで発売日からプレイ可能となり、Xbox Cloud GamingとXbox Play Anywhereにも対応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Microsoft、次世代XboxでAMDと戦略的提携
Microsoftは、次世代Xbox開発でAMDとの複数年の戦略的提携を発表した。提携はコンソールに加え、ハンドヘルド端末やPC、クラウドにも及ぶ。生成AIで強化されたゲーム体験を目指し、既存のゲームライブラリとの互換性も維持するとしている。
Xbox、全世界で値上げ 日本でも約2万円高く
米Microsoftは1日(現地時間)、家庭用ゲーム機「Xbox Series X|S」や周辺機器の価格改定を発表した。日本でも2万円前後の値上げ。
ソニー、「Halo」や「Destiny」のBungieを36億ドルで買収
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はゲーム企業Bungieを36億ドルで買収すると発表した。「Halo」や「Destiny」で知られるスタジオだ。買収完了後、独立した子会社として存続し、開発ゲームがプレイステーション独占になることはないとしている。
Microsoft、「Halo Infinite」のマルチプレイヤーβ提供開始
Microsoftはゲームコンソール「Xbox」の20周年を記念して、12月8日発売予定のゲーム「Halo Infinite」のマルチプレイヤー機能(ベータ版)の無料提供を開始した。Xbox Series X/S、Xbox One、Windows PCで利用可能。プレイ履歴は正式版に引き継がれる。

