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X、11月10日までの2要素認証(2FA)再登録をユーザーに要請 「Twitterドメイン廃止のため」
X(旧Twitter)は、2要素認証(2FA)でセキュリティキーを使用する全アカウントに対し、11月10日までの再登録を求めた。期日までに未登録の場合、アカウントはロックされる。Xは、twitter.comドメインを廃止し、x.comドメインにキーを関連付けるための措置であり、セキュリティ上の懸念ではないと説明した。
米X(旧Twitter)は10月27日(現地時間)、2要素認証(2FA)の方法としてセキュリティキーを使用しているすべてのアカウントに対し、11月10日までにセキュリティキーを再登録するよう、公式アカウントで求めた。
期日までに再登録されない場合、関連するアカウントは更新が完了するまでロックされる。
Xは「この変更はセキュリティ上の懸念とは関係なく、YubiKeyやパスキーにのみ影響し、他の2FAには影響しない。2FA方式として登録されたセキュリティキーは現在、twitter.comドメインに関連付けられている。セキュリティキーを再登録すると、x.comに関連付けられるようになり、Twitterドメインを廃止できるようになる」と説明した。
Xは、イーロン・マスク氏が2022年に買収したTwitterの社名とサービス名を変更したものだ。2024年5月にはURLも変更されたが、twitter.comと入力してもx.comにリダイレクトされ、ドメインとしては現在も残っている。
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