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ゆめみ、アクセンチュアに吸収合併 12月1日付で ブランド名「ゆめみ」は継続
アクセンチュアは12月1日付で、システム開発を手掛けるゆめみを吸収合併する。5月に完全子会社化した後、統合に向けた準備を進めてきたという。「ゆめみ」ブランドは、合併後も引き続き使用を継続する方針だ。
アクセンチュアは12月1日付で、システム開発を手掛けるゆめみ(京都市)を吸収合併する。同日付でゆめみの法人格は消滅し、権利義務の一切をアクセンチュアが承継する。5月に完全子会社化した後、統合に向けた準備を進めてきたという。
発表は10月28日、ゆめみの公式Webサイトと官報を通じて行われた。アクセンチュアの広報担当者は、今回の合併について「両社が1つの会社のもとで、よりシナジーを発現できるようにするため」と説明。完全子会社化から吸収合併に至る流れは、同社のM&Aにおいて「一般的なプロセス」であり、当初から合意されていたものだという。なお、「ゆめみ」ブランドは、合併後も引き続き使用を継続する方針としている。
ゆめみは5月8日、アクセンチュアによる買収に合意したと発表。ゆめみの社員約400人は、アクセンチュアで顧客体験の改善などを担う「ソング本部」に加わるとの計画を示していた。
この点についても、アクセンチュアの広報は「変更はない」とITmedia NEWSの取材に明言。すでに5月以降、両社の社員は同じオフィスで業務を行っており、「社員間の交流は始まっている」と述べた。
「今後は、アクセンチュアとしての総合力と、ゆめみが培ってきた開発者文化・クリエイティビティを融合し、より高い付加価値を提供していく」(両社による発表より)
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