GitHubで最も使われた言語は? 最もコントリビュータが増加したOSSは? 2025年の年次レポート公開
米GitHubは、この1年のGitHubにおけるGitHubの利用動向やオープンソースの動向などをまとめた年次レポート「Octoverse 2025」を発表しました。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「GitHubで最も使われている言語の1位はPythonを抜いてTypeScriptに、最もコントリビュータが増加したOSSは「Zenブラウザ」。Octoverse 2025」(2025年11月17日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米GitHubは、この1年のGitHubにおけるGitHubの利用動向やオープンソースの動向などをまとめた年次レポート「Octoverse 2025」を発表しました。
開発者人口はインドが中国を抜いて2位に
発表によると、2025年8月時点のGitHub上のプロジェクト総数は6億3000万。この1年で増加した開発者の総数は1億8000万人超で、コントリビュータの総数は11億2000万人以上。
国別の開発者数では、1位が米国、昨年2位の中国を抜いて今年の2位はインド、3位が中国となりました。インドは3年後には米国を抜いて1位になると昨年予想されており、予想通りに着実に開発者人口が増えています。
日本は昨年の7位から1つ上昇して6位です。
最もコントリビュータが増えたOSSは「Zenブラウザ」
新しくGitHubに参加した開発者の80%は最初の1週間のうちにGitHub Copilotを使用するとのことで、AIによる開発支援は広く普及していることが示されました。
この1年でもっともコントリビュータが増えたオープンソースプロジェクトは「Zenブラウザ」、2位は「Cline」、3位は「vllm」となりました。
TypeScriptがPythonを抜いて最も使われている言語に
GitHubで最も使われているプログラミング言語は、TypeScriptが1位になりました。
2023年までは長らくJavaScriptがGitHubで最も使われているプログラミング言語でしたが、昨年Pythonが1位となりました。そして今年はそのPythonを抜いてTypeScriptが1位と、この3年は目まぐるしい変化が起きていましたが、今後しばらくはTypeScriptが1位をつづけるのでしょうか。
Octoverse 2025の詳しい内容は「Octoverse: A new developer joins GitHub every second as AI leads TypeScript to #1 - The GitHub Blog」をご覧ください。
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