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サッポロビール「想定上回る受注」で歳暮ギフト販売中止 アサヒのランサム被害の影響
サイバー攻撃を受けたアサヒビールが出荷量を抑えている影響で、サッポロの受注が想定以上に拡大した。
サッポロビールは11月21日、歳暮用のギフト商品に「想定を上回る注文があった」とし、全国発売の全商品の販売を中止すると発表した。サイバー攻撃を受けたアサヒビールが出荷量を抑えている影響で、サッポロの受注が想定以上に拡大した。
販売を中止するのは、「ヱビスビール」や「サッポロ生ビール黒ラベル」のセット、「ヱビス4種の味わいセット」など全国販売商品と、新潟限定の「サッポロ 風味爽快ニシテ缶セット」など。北海道限定商品は出荷を継続する。
アサヒビール出荷縮小の影響で、サッポロビールは10月、一部歳暮ギフトの販売中止を発表した。その後も影響が続いたことで、販売中止対象を拡大した。
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