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米の値上がりで10kg袋の購入63%減、“容量シフト”鮮明に 東芝グループの電子レシートデータで明らかに
米の値上がりが続く中、銘柄米は2kgや5kgの商品で購買数が増加し、10kgの商品は大きく減少した。消費者の“容量シフト”が鮮明になった。
米の値上がりが続く中、銘柄米は2kgや5kgの商品で購買数が増加し、10kgの商品は大きく減少した──東芝デジタルソリューションズ(神奈川県川崎市)は11月25日、電子レシートサービス「スマートレシート」利用者、約270万人のデータを基にした「米購買動向」調査結果を発表した。
銘柄米の購買数を容量別にみると、前年同時期より2kg商品が32%、5kgが5%増えた一方で、10kg商品は65%減った。銘柄米10kgの平均単価は前年の5903円から7104円へと20%上昇していた。
それでも全体の約72.3%が銘柄米を継続購入しており「依然として根強い支持がある」と東芝デジタルソリューションズ。購入された銘柄米の総重量(=消費量)は微増しており、2kgや5kgの増加が10kgの減少を補う形になったという。購入者を世代別にみると、50代以上で銘柄米の購入が増加した一方、40代以下は減少傾向にあった。
銘柄米、ブレンド米、備蓄米を合わせた全体の平均単価は2024年の同時期と比べて1000円の値上がり。最も購入数が多かったのは4000円以上〜5000円未満の商品だった。なお備蓄米の購買は全体の約2.1%にとどまり「日常的な選択肢としては限定的な位置づけ」とみている。
スマートレシートは、POSシステムなどを手掛ける東芝テックが開発・運用する電子レシートサービス。東芝デジタルソリューションズは運用を支援している。
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