Spotifyの「リスニング年齢」が話題 「私は19歳だった」「83歳って……」計算方法は?
SNSなどでは、「私は19歳だった」「83歳って……」「これ、実年齢より低い(高い)人いるの?」など、さまざまな声が出ている。
ストリーミングアプリ「Spotify」の年末恒例企画「Spotifyまとめ」が2025年もリリースされた。その年に最も聴いた曲のランキングなどが確認できる他、新機能「リスニング年齢」が話題だ。
よく聴いた楽曲を基に、独自の“リスニング年齢”を算出するジョーク機能で、SNSなどでは、「私は19歳だった」「83歳って……」「これ、実年齢より低い(高い)人いるの?」など、さまざまな声が出ている。
Spotifyによると「リスニング年齢」は、心理学の「回想バンプ」(Reminiscence bump)という概念に基づいて算出している。
回想バンプとは、人は10〜20代の記憶を最もよく覚えている(思い出の隆起/bumpが起きる)という概念で、音楽や映画なども、この年代に触れたものが後の人生でも好まれることが分かっている。
今回Spotifyは、ユーザーがこの1年に再生した楽曲のリリース年を分析し、同年代の他のユーザーより多く聴いている5年間を特定。「リスナーが、その時代に青春を過ごしていた(16〜21歳だった)と仮定し、現在何歳か」を逆算した。
例えば、1970年代後半の楽曲を同年代より多く聴いているユーザーは、その時期に16〜21歳だったと想定し、リスニング年齢が65歳前後、と表示されるイメージだ。
Spotifyはこの機能について「遊び心のある推測」だと説明。最新曲を好む高年齢層や、古い年代の音楽を好む若年ユーザーには実年齢とかけ離れた結果が出ることもあり、SNSで話題になった。
リスニング年齢を表示するには、アカウントに1925年以降の生年月日が登録されており、5年間のリリース期間内で5回以上再生していることが条件。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「Spotify」が値上げ 日本ではスタンダードプランが月額980円→1080円に
音楽配信大手のSpotifyは8月4日(現地時間)、各国でサブスクリプションプランの価格改定を行うと発表した。対象地域は南アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、日本を含むアジア太平洋地域で、9月にかけて該当市場のPremiumプランユーザーにメールで通知する。
Spotifyの「鬼滅の刃」公式プレイリスト、世界デイリー1位に 日本発プレイリストで史上初
音楽配信サービスのSpotifyは21日、アニメ「鬼滅の刃」の公式プレイリストが、日本発のプレイリストとして初めてグローバルのデイリーアクティブユーザー数で1位になったと明らかにした。
Spotify、3大レーベルと「責任あるAI」開発で提携
Spotifyは、3大レコードレーベルなどと提携し、「責任ある」AI製品を開発すると発表した。アーティストの権利と著作権を重視し、新たな収益源の創出を目指す。専門のAI研究ラボを新設し、音楽業界主導でAIイノベーションを進める姿勢を示した。
Spotify、「AIクローン音声」の取り締まり強化 本人などから申し立て→削除対応も
音楽配信サービスのSpotifyは9月25日(現地時間)、アーティストの声をAIで模倣した音源や、生成AIを悪用したスパム行為への対策を強化すると発表した。本人の許可を得ずに生成された「AIクローン音声」などのコンテンツについては、アーティストからの申し立てに基づき削除対応を行うとしている。

