性能爆上げスタンダード機に個性派高級コンパクトも続々──値上げも気になった2025年のデジカメ総ざらい:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)
今回は2025年に登場したカメラを俯瞰し、個人的に目に付いたことを振り返ってみよう。例年通りいろいろあった。
さらに記録メディアはどれもデュアルスロットで、Z6IIIとEOS R6 IIIはCFexpress Type B、α7 VはCFexpress Type AとSDカードに対応している。
このあたりイマドキのスタンダードモデルのトレンドといえるわけで、ずいぶんハイスペックになったものだなと。
そして注目はそれを支えるイメージセンサー。
24年、Z6IIIが初の「部分積層型イメージセンサー」を搭載。高速読み出しが可能になるためローリングシャッター歪みが従来機よりぐっと減るのがメリット。画素数は従来同様約2450万画素。
25年秋のEOS R6 IIIは従来型のセンサーで読み出し速度は速くなったがその分画素数も増えたのでローリングシャッター歪みはそれなりに出るけど画素数は約3420万画素。
25年末に登場したα7 Vは「部分積層型」でなおかつ約3300万画素を実現。α7 Vはさらに背面モニターをバリアングル+チルトのマルチアングルタイプになって登場した。このマルチアングル式モニターなんか、フラッグシップ機のα1 IIで採用されたものと同じだ。
ただ、性能向上と円安とその他価格高騰で全体にボディのみでどれも40万円コースになった。CFexpressカード対応やHDMIが大きなTypeAになるなど、ちょっと前ならハイエンド機のみの仕様である。
そこまでの高性能はいらないから、もうちょっと買い求めやすいカメラをって人も多いかと思う。誰もが秒30コマで野鳥を撮るとかスポーツを撮るわけじゃない。
その場合、キヤノンなら価格が下がった一つ前のR6 IIがいい。高画素や高度な映像撮影を行わないなら今購入しても十分イケる。ソニーの場合はよりコンパクトなα7C IIがある。連写性能こそ劣るがコンパクトでAF回りなんかはα7 IVより上だ。
注目はニコン。25年に出たZ5 IIはレンズキットで30万円を切る価格でありながらかつてのスタンダードモデルレベルの性能で、AF回りは最新のものだ。
いずれにせよ、それぞれの中核となるスタンダードモデルを軸に、求める性能と懐具合と体力なんかと相談して決めるのがいい。
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