Meta、元ゴールドマン幹部を社長兼副会長に任命 「超知能」実現へ金融・安全保障の知見を導入
Metaは社長兼副会長にディナ・パウエル・マコーミック氏を任命した。ゴールドマン・サックスの元パートナーで、トランプ政権の国家安全保障担当大統領副補佐官も務めた同氏は、巨額のAIインフラ投資と金融戦略を統括する。ザッカーバーグCEOは、彼女の知見が「パーソナルな超知能」の実現を加速させると述べた。
米Metaは1月12日(現地時間)、同社の新たな社長兼副会長としてディナ・パウエル・マコーミック氏(52)を迎えると発表した。同氏は昨年4月からMetaの取締役を務めており、「フロンティアAI」や「超知性(super intelligence)」の追求を加速する過程で、同社の戦略に深く関与してきたという。
Metaはこの人事について、同社が次の10年のコンピューティングを支える大規模な物理的、金融的インフラの構築に注力している点を強調した。具体的には、データセンターやエネルギーシステム、グローバルな接続性を前例のない規模で拡張していく局面にあり、マコーミック氏は経営陣の一員として全社の戦略と実行を指揮するとしている。また、コンピューティングおよびインフラの各部門と連携し、数十億ドル規模の投資が目標に沿って遂行されるよう支援するほか、新たな戦略的資本パートナーシップの構築や、長期的な投資余力の拡大に向けた戦略を統括するとしている。
マーク・ザッカーバーグCEOは発表文で、マコーミック氏がグローバル金融での最高レベルの経験と、世界各地における深い信頼関係を併せ持っており、Metaの次の成長段階を管理する適任者だと述べた。ザッカーバーグ氏はThreadsでも、同氏を迎えることでパーソナルな超知能を届ける取り組みをさらに全身させると投稿した。
マコーミック氏は、グローバル金融、国家安全保障、経済開発の領域で25年以上のキャリアを持つ。Goldman Sachsに16年間在籍し、パートナーとして複数の幹部職を歴任。同社の経営委員会の一因として、グローバルな政府系投資銀行業務を率いた。公共部門では、第一次トランプ政権で国家安全保障担当の大統領副補佐官を務めた。また、ブッシュ政権ではホワイトハウス上級顧問および国務次官補を務めた。直近では米投資銀行のBDT & MSD Partnersで社長、副会長、グローバル顧客対応責任者を務めていた。
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