Meta、急成長の「Manus AI」を買収 自律型AIエージェント機能を統合へ
Metaは、中国発でシンガポール拠点の汎用AIエージェント開発企業Manus AIを買収すると発表した。Manusは自律型タスク遂行に強みを持ち、8カ月で売上高1億ドルを達成した急成長スタートアップだ。Metaはこの技術を「Meta AI」などの自社プロダクトに統合し、シャオ・ホンCEOらと共に、数十億人のユーザーに向けたサービスの拡充を加速させるとしている。
米Metaは12月29日(現地時間)、汎用AIエージェントを手掛ける中国Manus AIがMeta傘下に入ると発表した。買収条件や取引完了の見込み時期などの詳細は公表されていない。買収後、Manus AIのサービスを継続して販売・運営するとともに、Metaの各種プロダクトにManus AIのサービスを統合していく方針だ。
Manus AIは、2022年に創業し、現在はシンガポールに拠点を置く中国発の新興企業。サービス開始からわずか8カ月で売上高(ARR)1億ドルを達成した、世界で最も急成長しているAI企業の1つとして知られる。市場調査、コーディング、データ分析などの複雑なタスクを自律的に実行できる汎用AIエージェントを開発しており、これまでに147兆超のトークンを処理し、8000万台以上の仮想マシンを生成したとしている。すでに世界中の数百万人の個人ユーザーや企業の日常業務を支えている。
Manus AIのシャオ・ホンCEOは発表文で「Metaのグローバルなプラットフォームに加わることで、我々のエージェント技術をこれまでにない規模で展開できる。数十億人の生活をより豊かに、効率的に変えていくための大きな一歩だ」とコメントした。
Metaはこの買収により、Manusの技術と人材を取り込み、消費者向けおよび企業向けプロダクト全体で汎用AIエージェントを展開していく考えだ。「Meta AI」を含む自社プロダクト群にManus AIのAIエージェントを統合することで、より多くの企業に向けてサービスをスケールさせるとしている。
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