テスラ「モデル3」にオールシーズンタイヤを装着してみた 冬への“保険”と引き換えに犠牲にしたもの:走るガジェット「Tesla」に乗ってます(3/3 ページ)
納車から3年、約3万7000kmを走ったTesla Model 3のタイヤをついに交換。関東在住で年1〜2回の降雪に備え、ミシュランの半額という英国ブランドのオールシーズンタイヤを選んだ。「ちょっと後悔」と正直に語るオーナーの、雪道を走らないドライ路面での評価とは。
街の整備工場で交換
今回、友人の整備工場でタイヤを交換しました。工場と言っても家業として行っている、どこにでもあるような街の小さな工場です。テスラのタイヤ交換は、経験がないとのことだったので、「Model 3 緊急対応ガイド」の「ジャッキアップポイント」のページを印刷して渡しました。
Teslaの場合、メインバッテリーの保護の観点から適切なジャッキアップポイントが決められています。それを逸脱し、メインバッテリーにダメージを与えるようなことになれば、最悪の場合「発火」の恐れがある旨が記載されています。
また、ホイールナットの締め付けトルクにも注意が必要です。175Nmと高く、友人は、「ずいぶんと高いねー」と驚いていましたが、EVは、「エンジン車と比較して重量もあるし、トルクが急激に起ち上がるからだろうね」と納得した様子でした。
さて、DAVANTI ALLTOURAに対する現時点の総合評価です。「ちょっと後悔している」というのが正直なところです。ドライ路面しか走ってませんからね。ただ、降雪に見舞われたとたんその評価は180度反転し「オールシーズンでよかった!」となるかもしれません。我ながら身勝手なものです(笑) 「静寂性には目をつぶり、いざというときの保険」というトレードオフな考え方で自分を納得させることができるのか...。
この冬、関東地方に雪が降るのかどうかはわかりませんが、雪道での制動力など、いざという時の備えとしてどこまで有用だったのか今後注意深く見ていく予定です。桜の便りを聞く頃にその様子を本連載で報告します。重ねて付け加えますが、ここでの評価は、あくまでもDAVANTI ALLTOURAに対するものでオールシーズン全般を評したものではないことをご承知おきください。
著者プロフィール
山崎潤一郎
音楽制作業の傍らライターとしても活動。クラシックジャンルを中心に、多数のアルバム制作に携わる。Pure Sound Dogレコード主宰。ライターとしては、講談社、KADOKAWA、ソフトバンククリエイティブなどから多数の著書を上梓している。また、鍵盤楽器アプリ「Super Manetron」「Pocket Organ C3B3」「Alina String Ensemble」などの開発者。音楽趣味はプログレ。Twitter ID: @yamasakiTesla
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
悩ましき“充電器ガチャ”との闘い――納車4年目のテスラで挑む、「横浜→岡山」往復1500km旅【前編】
納車から3年以上が経過したModel 3を駆り、横浜と岡山の往復約1500kmの旅にチャレンジしてみました。EVでの長距離旅に不安をお持ちの方もいるようなので、経路充電にまつわる悲喜交々やエネルギーコストを中心に、前編・後編の2回に分けてお伝えします。
エアコン修理に42万円 納車4年以内のテスラオーナーなら入っておきたい「延長保証」の中身
「エアコンのコンプレッサーが壊れました!修理に42万円かかりました!」前回の連載コラムを脱稿した後、このコラムで紹介した3年半で22万4000kmを走破した政岡氏から逼迫したメッセージが届きました。聞けば、このエアコン故障は、上海工場製造の初期モデルに多いトラブルだそうです。Teslaが用意する「延長保証」について考えます。
気になるテスラの「電気代」「整備費」 丸2年乗ったモデル3オーナーの、ランニングコストの総額は?
TeslaのModel 3に乗り始めてから2023年9月の時点で2年が経過しました。今回は消費電力や整備費用など、家計簿的な目線でこの2年を総括します。
エンジン車の燃費と全く違う“電費のクセ” テスラ「モデル3」の場合
Model 3を日々運用しているとエンジン車時代の常識では計り知れない状況に直面することがあります。その1つが「電費」です。エンジン車で言うところの「燃費」です。本稿では、Model 3の電費について考察します。
“過走行テスラ”の健康状態は? 4年弱で22万km乗った「モデル3」オーナーに聞く
Teslaについて情報発信を行っていると、ネットを通じてさまざまなご意見を頂戴します。連載開始から4年を過ぎた現在も、メイン(駆動)バッテリーの劣化についての所見を一定数頂戴します。そこで、過走行のModel 3のバッテリーの様子、あるいは、クルマとしてどのような状態にあるのかを探るべく、4年弱で22万4000km走ったオーナーに本音で語ってもらいました。
