Fitbit創業者がAIヘルスケアで再始動 家族のケアや介護をサポートする新会社「Luffu」設立
Googleに買収されたFitbitの共同創業者が、AI健康管理企業「Luffu」の設立を発表した。AIが家族のメールやカレンダーから生活パターンを学習し、老親の服薬忘れや家族の異変を検知する「家族ケアシステム」を開発する。パーク氏自身の親の介護経験を反映し、自律的な家族支援を目指す。
米Googleに買収された米Fitbitの共同創業者、ジェームズ・パーク氏とエリック・フリードマン氏は2月3日(現地時間)、AI企業Luffuの設立を発表した。家族が積極的に健康状態をモニタリングできるよう支援する「インテリジェントな家族ケアシステム」を開発しており、まずはアプリでの提供から始め、その後ハードウェアデバイスへと展開していく計画だ。
両氏はFitbitのGoogleによる買収後も同社に留まったが、2024年に退社している。
Luffuは、AIでカレンダーやメールなどに分散している家族情報を収集して整理し、生活パターンから異変を検知して通知することで、家族が潜在的な健康問題に対処できるようにするサービスという。家族は音声やテキスト、画像を使って健康情報を記録でき、AIがそれを整理する。例えば遠くに住む老親の薬の飲み忘れやADHDを抱える息子の変調などを通知する。
パーク氏は発表文で「Fitbitでは個人の健康に重点を置いていたが、私にとって健康は自分自身のことだけを考える以上の大きな意味を持つようになった。私は国中を旅しながら両親の介護をしており、様々なポータルや医療機関を駆使して母の健康管理情報をまとめようとしてきたが、言葉の壁もあり、母から医師の診察に関する詳細をタイムリーかつ包括的に得ることが困難だった」と語り、Luffuは、家族を常に監視することなく、家族の健康状態を把握し、いつ介入すべきかを判断する助けになると説明した。
「Luffuは、生活の中で起こる出来事を詳細に捉え、家族に最新情報を伝え、適切なタイミングで重要なことを明らかにできるように設計した。これにより、介護はより協調的になり、混乱が少なくなる」(フリードマン氏)
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