「令和のシールブーム」でなぜ、「ボンド」まで品薄になるのか そのワケは:NEWS Weekly Top10
“ぷっくりシール”が女児や若い女性に大ブームになっている。中でも人気で手に入りづらく、高額転売も横行しているのが「ボンボンドロップシール」だ。一方、ボンドロに代わり「ボンド」に注目する人たちもいる。それはなぜか。
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
1月31日〜2月6日ITmedia NEWSは、IT関連のニュースサイトなのだが、先週のアクセス1位はITからちょっと外れた記事だった。いま、女児や若い女性に大ブームになっている“ぷっくりシール”についてのコラムだ。
中でも人気で手に入りづらく、高額転売も横行しているのが、人気キャラクターをあしらったぷっくりシールシリーズ「ボンボンドロップシール」(略称:ボンドロ)だ。
3位に入ったのはそのボンドロに関する記事。衣料品チェーン「しまむら」がボンドロのオンライン販売を試みたが、アクセスが殺到して混乱したため販売を取りやめた、という内容だ。
筆者は、ぷっくりシールを愛する女児の親だが、ボンドロは昨年末ごろから本当に手に入りづらくなった。そうした親子のニーズを捉えているのが「ボンド」だ。ボンドロではなく、ボンド。接着用のアレだ。
シールブームでボンドが売れるワケ
ボンド関連で先週は、「「ぷっくりシール自作に最適」SNSで話題のボンド品薄、コニシが謝罪「2月中には在庫予定」という記事も注目を集めた。
このボンドとは、コニシの「ボンド パーツ用」。プラモデルや模型などのパーツ固定、ラインストーンの接着などの用途を想定した商品で、本来、シールとは無関係だ。
だが昨年末ごろから、「このボンドでぷっくりシールが自作できる」と、SNSで作り方動画が拡散。既存の平面シールなどにこのボンドを載せて乾かすと、ツヤツヤで膨らんだシールが作れるのだ。
これにより売れ行きが伸びたようで、コニシは2月3日、Xで「一時的に在庫切れになっている」と謝罪した。シールブームの風が吹き、ボンドメーカーという“桶屋”がもうかっている。
筆者も何本か購入し、ぷっくりシール作りに活用してきた。他のボンドもいろいろ試したのだが、糸引きが少なく、いやな匂いもなく、乾いても柔らかくてシールが貼りやすい。
平面シールからぷっくりシールを作れるだけではない。キャラのイラストが入ったお菓子の袋やおもちゃの箱など、本来はゴミになるものを、きれいに切り取り、ボンドを載せて裏に両面テープを貼ると……ゴミがぷっくりシールに変身する。
シール作りにハマってから、ゴミがゴミに見えなくなり、いろいろなゴミを取っておくようになった。
血眼になってボンドロを探すより、ゴミからかわいいシールができた! と喜ぶほうが健全な気がしている。メーカーが想定していなかった使い方が、SNSで広がり、新しい楽しみ方を生み出す。令和のシールブームは、そんな創意工夫の面白さも教えてくれている。
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