Microsoft、年内期限切れになるWindowsの「セキュアブート」証明書を2月の月例パッチで更新
Microsoftは、Windowsの「セキュアブート」証明書が2026年後半に期限切れとなるため、更新を開始した。2月の月例アップデートを通じて新証明書が配布される。古いPCでは更新が必要で、放置するとセキュリティ低下や互換性の問題が生じる恐れがある。Windows 10はESU登録ユーザーのみが更新対象となる。
米Microsoftは2月10日(現地時間)、Windowsデバイスのセキュリティ機能「セキュアブート」のデジタル証明書が今年後半に期限が切れるため、更新すると発表した。新しい証明書は、Windowsの2月の月例セキュリティアップデートの一環として展開されている。
セキュアブートは、ブートプロセス中の不正な変更からシステムを保護するために2011年に導入され、後にWindows 11のハードウェア要件の1つとなった。2011年提供のセキュアブート証明書は2026年6月から10月の間に順次、有効期限を迎える。
新しい証明書は2023年に発行されており、2024年以降発売のほとんどのWindowsデバイスに搭載されているが、それ以前の古いPCではアップデートが必要だ。
Microsoftは、期限切れの証明書でも「正常に動作し続ける」ものの、「セキュリティが低下した状態」となるとしている。将来のブートレベルのセキュリティアップデートが制限されるほか、ハードウェアやソフトウェアとの互換性に問題が生じる恐れがあると説明している。
新しい証明書は自動的にインストールされ、Windows 11ユーザーの大多数は追加の操作を必要としない。Microsoftによると、サーバやIoTデバイスなどの一部の特殊なシステムでは個別の更新プロセスが必要になる場合があり、「一部のデバイス」ではサードパーティメーカーによる個別のファームウェアアップデートが必要になる可能性があるという。
Windows 10ユーザーの場合は、Microsoftの拡張セキュリティ更新プログラムに登録している場合は新しい証明書に更新できる。
なお、2月のセキュリティアップデートでは、5件の「致命的」を含む多数の脆弱性の修正も行われる。
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