日本アニメの海賊版サイト運営の男に中国で懲役1年の実刑が確定 CODAが報告
中国で日本アニメなどの海賊版サイト「ZzzFun」を運営していた男性に対し、著作権侵害罪で懲役1年、罰金3万5000元(約80万円)の有罪判決が確定した。
中国国内で日本のアニメなどの海賊版サイト「ZzzFun」を運営していた男性に対し、著作権侵害罪で懲役1年、罰金3万5000元(約80万円)の有罪判決が確定した。日本のコンテンツ海外流通促進機構(CODA)が報告した。
男性は、22年から権利者の許諾を得ることなくZzzFunのWebサイトおよび同名のAndroidアプリで日本のアニメなどを大量に配信し、サイトからアプリへユーザーを誘導するなどして不当に広告収益を得ていた。日本のアニメだけでも約1800話が配信され、約33万元(約700万円、25年2月時点)の広告収益があった。
CODA北京事務所は、24年5月にアニプレックスやKADOKAWAなどの日本の権利者に代わって男性を刑事告発。翌25年の2月に男性は逮捕され、同年11月に日本の裁判所に当たる河北省石家荘市裕華区人民法院が有罪判決を言い渡した。
CODAによると、法廷で男性は起訴内容を全面的に認め、反省の意を述べたというが、執行猶予は付されない判断となった。その後、控訴期間が終了し、実刑を伴う有罪判決が確定した。
今回のような、中国の現地視聴者向けに運営される「海外発海外向け」のオンライン侵害は近年被害拡大が顕在化している。CODAの後藤健郎代表理事は「引き続き経済産業省の支援のもと、世界的に被害が拡大するオンライン侵害に対し、運営拠点が海外に置かれている場合であっても、海外機関との連携のもと積極的に海賊版対策を展開し、日本コンテンツの不正利用の一掃に向けて取り組む」としている。
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