Apple、新ヘッドフォン「AirPods Max 2」発表 ノイキャン性能は最大1.5倍に 8万9800円
米Appleは、H2チップ搭載のオーバーイヤー型ヘッドフォン「AirPods Max 2」を発表した。ANCの効果は前世代比最大1.5倍に向上し、ライブ翻訳などのAI機能や、USB-C接続による24ビット48kHzのロスレスオーディオに対応する。価格は8万9800円で3月25日に予約受付を開始する。
米Appleは3月16日、新型ワイヤレスヘッドフォン「AirPods Max 2」を発表した。H2チップを搭載し、ANC(アクティブノイズキャンセリング)の効果を前世代比最大1.5倍に引き上げた。価格は8万9800円で、3月25日より予約注文を開始、来月上旬から販売を開始する。
AirPods Max 2はオーバーイヤー型のヘッドフォンで、本体デザインはAirPods Maxを継承しているように見える。カラーはミッドナイト、スターライト、オレンジ、パープル、ブルーの5色で展開する。各種操作やリスニングモードの切り替え、Siriの呼び出しなどに使える「Digital Crown」を内蔵するほか、9つのマイクを搭載。アクティブノイズキャンセリング用に8つ、音声通話用に3つ使用する(うち2つは共用)。
H2と新しいコンピュテーショナルオーディオアルゴリズムの組み合わせにより、飛行機のエンジンや通勤電車などのノイズをより強く低減できるとしている。外部音取り込みモードも改善され、周囲の音がより自然に聴こえるようになるとしている。新しいハイダイナミックレンジアンプを搭載して音質も向上し、USB-Cケーブルで接続すると24ビット48kHzのロスレスオーディオに対応。Logic Proなどの音楽制作アプリとの組み合わせで、ヘッドトラッキングによるパーソナライズされた空間オーディオで制作とミックスの両方を行えるとしている。
このほか、周囲の状況に応じてANCと外部音取り込みのレベルを自動調整する適応型オーディオ、近くの人と話し始めると音量を自動で下げる会話感知、対面での複数言語間の会話をリアルタイムで翻訳するライブ翻訳、通話中に周囲の雑音を抑えながら声を前面に出す「声を分離」などが搭載される。Digital Crownを押してiPhone/iPadのカメラシャッターを遠隔操作するカメラリモート、高音質で録音できるスタジオ品質の音声録音も新たに使えるようになる。
ライブ翻訳の利用には「Apple Intelligence」を有効にした、iOS 26以降を搭載したiPhoneとのペアリングが必要だ。対応言語は日本語、英語(英国・米国)、中国語(簡体字・繁体字)など10言語。適応型オーディオ、会話感知などの機能も最新ファームウェアと最新OSを搭載した対応デバイスとのペアリングが前提となる。
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