視野は約2.4倍、レンズが大きくなった「ViXion2」は近視×老眼の福音となるか:荻窪圭のデジカメレビュープラス(番外編)(2/4 ページ)
オートフォーカスアイウェアの「ViXion」が“2”に進化した。レンズ径が大きくなり、面積にして約2.4倍の視野を確保できるようになった。かけた途端「実用性がぐんと上がった!」とちょっと感動したくらいだ。
液体レンズの原理って?
気になるのはその原理。今回、原理を教えて貰ったので簡単に紹介。
原理自体はシンプルで、ガラスの上に水滴を垂らすと、それが表面張力によって丸くなり凸レンズ上になるのは誰しも経験あると思う。あれと同じ。
実際には電氣を通す液体と通さない液体を封じ込め、電圧をかけることで電気を通さない液体の形状を変え、屈折率を変化させるのだ。
ただ、液体レンズなので、アイウェアのように重力に対して常に垂直となると、どうしてもその影響を受けてしまい、レンズ径を大きくするのは困難だった。それがViXion01のレンズが小さく、視野が狭かった理由だ。
それに対し、重力の影響を排除するために密度の調整や粘性を調整を行い、レンズ径を9mmまで大きくすることに成功したのである。それでも重力の影響はゼロではないので、頻繁に調整をかけて形状を保っている(使ってる分にはまったく気づかない)そうである。
もっと大きなレンズも期待できるかと思ったが、液体を使っている限りレンズ径をこれ以上大きくするのは難しく、レンズを大きくすればその分重くなるのでかけごこちに影響も出てくるため、現在の方式ではこれ以上大きくするのは難しく、より大きなレンズのアイウェアについては新しい技術が必要になるという。
そこは将来に期待したい。
実際に使って分かる新鮮な体験
ViXion2の重さはアウターフレームなしで40g。
フレームにはリチウムポリマー電池が内蔵されており、最大15時間の連続使用が可能だという。フレームの内側にセンサーが搭載されており、ViXion2をかけると自動的に電源が入って使えるようになり、外すとオフになる。
常時かけつづけるタイプの製品ではないのでバッテリーはけっこう持つ感じだ。
充電はUSB Type-C端子。
準備ができたらめがねのようにかけ、「鼻当て」(鼻パッド)や「つる」(テンプル)を顔に合わせて調整する。
次に重要なのがレンズの位置。人によって瞳孔間の距離がことなるので、左右それぞれのレンズの位置を自分に合うよう調整。
これ、ちょっと触るとずれてしまうので注意。
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