Epic Games、従業員1000人超の解雇を発表
Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOは、従業員1000人超の削減を発表した。主力タイトル「フォートナイト」のエンゲージメント低下と収益悪化を主な要因として挙げた。スウィーニー氏は、今回の人員削減はAIへの置き換えとは無関係であると明言。今後は「Unreal Engine 6」への進化や新規開発に注力する方針だ。
米Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOは3月24日(現地時間)、1000人を超える従業員の解雇を含むリストラ計画を発表した。同日、従業員宛に送った公開書簡で明らかにした。
今回のリストラの主な要因として、2025年から始まった主力タイトル「Fortnite」(フォートナイト)のエンゲージメント低下に伴う財務状況の悪化を挙げた。スウィーニー氏は「収益を大幅に上回る支出が続いており、会社の資金を確保するために大規模な経費削減を行わなければならない」と説明している。これに加え、業界全体における成長の鈍化や消費の落ち込み、コンソール機の販売不振、競合との可処分時間の奪い合いといった厳しい市場環境も背景にあるという。
なお、昨今のITおよびゲーム業界のレイオフの背景として挙げられがちなAIへの置き換えについて、同氏は「今回のレイオフはAIとは無関係だ」と明言している。「AIが生産性を向上させるのであれば、素晴らしいコンテンツや技術を開発する優れた開発者を可能な限り多く確保したい」と述べ、AIによる人員削減を否定した。
Epic Gamesは今後、Fortniteの新たな体験の構築や「Unreal Engine 6」への進化に向けた開発ツールの強化に注力し、年末にかけて大規模なローンチを予定しているという。
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