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ゲーミングヘッドセットは、ついに「平面磁界駆動」に手を伸ばした オーディオファンも注目のASUS「ROG Kithara」という挑戦(1/3 ページ)

台湾ASUSのゲーミングブランド「ROG」から登場したヘッドフォン「ROG Kithara」。パッケージをよく見ると「POWERED BY HIFIMAN」という文字が刻まれています。これが単なるゲーミングヘッドセットではないことを物語っています。

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 台湾ASUS(エイスース)のゲーミングブランド「ROG」から登場したヘッドフォン「ROG Kithara(キサラ)」は、クラウドファンディング(Green Funding)での支援価格が約4万5000円。ゲーミングヘッドフォンとして見れば「高い」と感じるのは当然です。しかし、このヘッドフォン、パッケージをよく見ると「POWERED BY HIFIMAN」という文字が刻まれているのです。


イベント会場で撮影。スペックパネルには「Planar Magnetic Driver/100mm/16Ω」の文字が並んでいます

 HIFIMANといえば、平面磁界駆動ヘッドフォンの世界では知らない人がいないブランドです。しかも、ドライバーサイズは100mm。平面磁界駆動で100mmといえば、オーディオの世界でも上位クラスに位置するサイズです。

 そのHIFIMANの100mm平面磁界駆動技術が4万5000円台で手に入る。この時点で、オーディオを知っている人なら「値段がバグってる」と気づくはずです。ゲーミングヘッドフォンとしては、確かにちと高い。でも、平面磁界駆動ヘッドフォンとして見ると、この価格はおかしい(安い)のです。


パッケージに刻まれた「POWERED BY HIFIMAN」の文字。これが単なるゲーミングヘッドセットではないことを物語っている

平面磁界駆動と「音漏れを許容した者が勝つ」という真実


手のひらと比べると、イヤーカップの大きさが一目瞭然。100mmというサイズ感が分かります

 一般的なドライバーとは違い、平面磁界駆動型は薄いフィルム状の振動板全体を面で駆動します。これにより、音の歪みが極めて少なくなり、どこまでもクリアで解像度の高い音を実現できるのです。

 耳元にスピーカーをかけているような解放感、頭の中に音がこもらない自然な音場、そして圧倒的な解像度。言うまでもなく音漏れはします。というか、実質スピーカーなので、基本的に室内で周囲に音が出ても問題のない環境で使うことが前提です。その条件さえクリアできれば、これ以上の音響体験はなかなか得られません。

 しかし長らく、この体験はハイエンドオーディオ愛好家のものでした。平面磁界駆動ヘッドフォンで満足な音質を求めるなら、とりあえず10万円持ってこいという世界でしたから。そこにROGがゲーミングヘッドセットという形で同等の技術を約4万5000円で持ち込んできた。これが今回の挑戦の本質です。


イヤーパッドを外した状態。薄い保護布の下に平面磁界振動板が広がっています

ガジェット魂を揺さぶる「証明書」

 製品を開封して最初に目を引くのが「SOUND SIGNATURE CERTIFICATE(サウンドシグネチャー証明書)」です。

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