入試小論文をAIで添削する「赤本AI」登場 手書きの答案をスマホ撮影、改善点をフィードバック
大学入試の過去問題集「大学赤本シリーズ」(以下、赤本)を発行する世界思想社教学社(京都市)は4月7日、AIによるアドバイス機能を搭載した入試小論文の問題集「赤本AIシリーズ」を発表した。6日から全国の書店やオンライン書店で販売している。
ラインアップは、文系の「人文・教育」「社会科学」および「医歯薬系」「看護・医療系」の4種で、いずれも2750円。5月下旬には「テーマ型・資料型」を追加する。
みんがく(東京都中央区)の教育特化型生成AIプラットフォーム「スクールAI」をベースに、入試分析の知見を持つ編集チームが3人の小論文指導の専門家と協力して設計した。手書きの答案をスマートフォンやタブレットで撮影してスクールAIに読み込ませると、「読解力」「文章表現力」など4つの観点別評価と10段階の総合評価を表示し、改善点を具体的にフィードバックする。
同社は「小論文は他の教科と違い、正解が一つではない。受験生が答案を作成してもそれが合格答案なのか、自己採点をするのは困難だった」と指摘。「この赤本AIで、改善とアウトプットを繰り返すことで、小論文の実力を確実に身につけることができる」としている。
発売に先立ち、2025年11月に高校5校と共同で実証実験を行った。参加者からは「小論文で受験する人にとっては救世主になりそう」(教員)、「楽しかった。使いやすくていいなと思った」(高校2年生)といったコメントが寄せられたという。
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