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ポタ電で7年連続国内トップシェア、Jackeryの強みとは?小寺信良のIT大作戦(2/4 ページ)

3月にEcoFlowがグローバルでトップシェアを獲得したと報じられたが、一方で日本国内ではトップシェアを獲得できていない。その日本で7年連続でトップシェアを獲得しているのが、Jackeryである。

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 同じ工業団地内の別のビル内には、実験室フロアがあり、開発中の製品はもちろん、製造製品の抜き取り試験も行っている。試験項目は、ポータブル電源で553項目以上、ソーラーパネルで87項目。今回は低気圧試験、高低温試験、コネクタの抜き差し耐久試験、キャスター耐久試験、防水試験、高温高圧下加速試験などを拝見した。


別ビル内にある製品実験室エントランス

取っ手の吊り下げ強度試験

 特に防水試験は、ヨーロッパ市場向けのベランダ蓄電池が昨今人気ということで、周囲からかなりの高圧水を吹き付けて試験を行っていた。


ヨーロッパ向けにベランダ設置型バッテリーシリーズを展開

四方から高圧水を吹きかける耐水性能試験

ソケットの抜き差し耐久試験

バッテリーの高温・減圧動作試験

アメリカの一般家庭を想定した動作試験

 またJackeryではソーラーパネルも自社製造している。多くのバッテリーメーカーは自社ECサイトでソーラーパネルもセット販売しているが、ほとんどは他社製品である。ソーラーパネルまで自社製造するところは珍しい。

 実験室フロアでは、ソーラーパネルの耐久試験も行われている。こちらは87項目で、太陽光シミュレーションによる発電効率試験や、パネル屈曲耐久試験などを拝見した。


発電効率試験

パネルの 屈曲耐久試験

 こうした試験は、製品スペックを満たしているかをチェックしているわけではなく、限界値を測定してそれよりもかなり安全の方へマージンを取った値がスペックとして決定されている。

 バッテリーセルそのものは別メーカーからの購入品だが、発火を想定した釘差し試験も行っている。ただこの試験は第三者専門機構に委託することが義務付けられているため、海岸沿いで人家のない専用試験場に試験を依頼しているという。

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