ビッカメもヤマダもかなわんわ――開店ホヤホヤの「ヨドバシ池袋店」に潜入 元地元民が感じた“圧倒的な強み”とは(2/3 ページ)
新たにオープンした「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋」。すでにSNSなどでも大いに話題だが、元地元民から見ると……
例えばビックカメラ。池袋周辺にいくつか店舗が散在しており、店名通りの場所にある「池袋西口店」は西口住みでも行きやすいがやや狭い。複合施設「IT tower」内の「池袋西口IT tower店」は2025年11月オープンと比較的新しいが、こちらも商業施設内の量販店という感じ。広さとそれに伴う品ぞろえの面でヨドバシ池袋店ほどの強烈さはない。
東口側には本店と「カメラ・パソコン館」「アウトレット×ソフマップ 池袋東口店」があり、どれも駅からは遠くない。しかし全店舗同士が直結しているわけではないので移動の手間は多少あるし、目当てのものを探すにあたってのアクセシビリティーは良好でない。
東口にはヤマダ電機の「LABI池袋本店」もある。25年9月にリニューアルもされており、駅からも近い。ただし西口住みとしては、駅直結の店舗があるなら最初に行く理由はない。
同じ駅直結では東武百貨店内のノジマ池袋東武店があるが、駅側(施設内1〜2番地)に対して8番地の位置に店舗があるので、少し歩かされる。また、他のテナントがほぼ婦人向けなので男性の記者には少し入りにくい。
という感じで、どの店舗も「駅直結、しかも主要な通りからすぐ」「大型店」に比べるとどうしてもかすむ。駅近なら少しくらい歩けよ、という意見もあるだろうが、池袋東口となると人も多く雑多。雨の日ともなると傘であふれるので、外を歩かなくていいのは地味に大きい。駅前ならなおさらだ。
その上で、ヨドバシ池袋店には分かりやすい“目玉”もある。例えばカメラのフロアにはスウェーデンHasselbladや、ドイツLeica Cameraといった高級メーカー製品を扱う専用スペースがあり、サービスの幅が感じられる。
一方、ビックカメラは21年に「池袋東口カメラ館」が、24年に「ビックカメラ池袋 SELECT」が閉店(後者はソフマップ池袋店にリニューアルオープン)している。隅から隅まで品ぞろえを見ているわけではないので、あくまでイメージの話だが、閉店を見届けていた人からすると「総合的なラインアップに差があるのでは?」という印象はぬぐえないかもしれない。
とはいえビックカメラ本店や池袋西口IT tower店、ヤマダ電機のLABI池袋本店は比較検討する際の候補になるだろう。ただ、西口側である程度の広さもある池袋西口IT tower店を除けば、家から行くにも駅から寄るにも最初に行くのはヨドバシ池袋店になるのではないか、と思う。
と、記者の私見も多分に混じるが、池袋西口側は東口に比べて家賃も安く、近隣の要町駅〜千川駅くらいからなら徒歩・自転車でも行けるので、同じように感じる人はいるはずだ。
量販店側が地元住民の利用をどの程度見込んでいるかは定かでないが、記者もちょっとした充電機器やスマホアクセサリーはビックカメラ池袋西口店やヤマダ電機のLABI池袋本店で買っていたし、影響はゼロではない。
もちろん駅から池袋に来る利用者が吸い込まれていくのは想像に難くなく、ヨドバシ池袋店の登場は競合にとって「こらかなわんわ!」な事態であるのは間違いないだろう。
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