Meta、AI楽観論のブランドキャンペーン開始──BGMはなぜかボウイの終末ソング
MetaがAIに対する楽観的なビジョンを打ち出すブランドキャンペーンを開始した。マーク・ザッカーバーグCEOは「未来は全員のものだ」と投稿し、45秒の動画広告は「AIが人々のつながりを弱めると言う人もいるが、まったく同意できない」と反論する。だが、BGMに採用されたのはデビッド・ボウイが世界の終末を歌った「Five Years」だった。
米Metaは7月23日(現地時間)、AIに対する楽観的なビジョンを打ち出すブランドキャンペーン「The Future Is for Everyone」(未来はみんなのもの)を開始した。マーク・ザッカーバーグCEOが同日、45秒の動画広告を投稿した。
動画はAIをめぐるネガティブな見出しのスクリーンショットと、通勤する人々や遊ぶ子どもたちの映像で始まる。ナレーションは「AIが私たちのつながりを弱め、私たちを置き去りにすると信じ込ませようとする人たちがいる。まったく同意できない。楽観主義者と呼べばいい。夢想家と呼べばいい。これまでずっとそうしてきたように、私たちは人間に賭ける」と語る。続いてWhatsAppやInstagram、Messengerが人々のつながりを助けてきた場面を映し、「22年をかけて35億人をつないできた。そして今、私たちはさらに一歩踏み込む。テクノロジーは変わっても、その背後にある意図は決して変わらない」。締めは「私たちを楽観主義者と呼べばいい。夢想家と呼べばいい。何とでも好きに呼べばいい。だが私たちは人に賭ける。そして、その勝算は悪くないと思っている」「未来は全員のものだ」だ。
ザッカーバーグ氏は動画に添えて「Metaは常に、共有し、つながり、自分の望むやり方で世界を形づくる力を人々に与えることを信念としてきた。AIという次の波に入る中でも、未来はみんなのものだと信じ続けている」と投稿。「あらゆる人に自らの可能性を最大限に発揮するためのツールを提供し、テクノロジーの恩恵が全員に行き渡るようにすることに注力している」とした。
Instagramのトップ、アダム・モッセリ氏もInstagramでこの動画をシェアし、「Instagramのミッションは、人々を結び付けるクリエイティビティを刺激することだ。AIが人々にできることを広げる未来を信じているし、Instagramがそれを築く一助になれればと思う」とコメントした。
米Adweekによると、動画はMetaの社内クリエイティブチームが制作し、ナレーションはMeta社員が担当した。動画には、タトゥーアーティストのルビー・クイルター氏、カイリー・ジェンナー氏、ジェイレン・ブランソン氏らが登場する。
この動画のBGMに使われているのは、デビッド・ボウイが1972年のアルバム「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」(日本では「ジギー・スターダスト」)の冒頭に収めた「Five Years」だ。地球に残された時間があと5年だと知らされた人々の混乱を描いた、終末的な内容の楽曲を採用した意図は不明だ。
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