大画面ワイド液晶にBOSEスピーカーがセットになって登場!(1/2 ページ)

映像のナナオと音のBOSE。それぞれの分野のトップランナーが手を組んだ最強コラボレーションパッケージが登場する。それがEIZOダイレクトのみで販売される「ダイレクトパック ワイドモニター&BOSEスピーカーセット」だ。

» 2005年10月07日 14時30分 公開
[粕川満,ITmedia]

ワイドな大画面に迫力のサウンドを追加!

 ナナオが先頃発表した24.1インチワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2410W」や、10万円を切る低価格で人気を博している直販専用の21.1インチワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2110W」は、大画面や高解像度を活かしてDTPやビジネス文書の作成、写真編集などの用途に大変便利である。また、液晶テレビ並みの高輝度(450カンデラ/平方メートル)や高コントラスト比(1000:1)、高速な中間調の応答速度(平均8ms)といった特徴があるため、テレビやDVDビデオの視聴、動画の編集などにも向いており、いわば「1台ですべてまかなえる」液晶ディスプレイと言える。

 EIZO製品のオンライン直販サイトである「EIZOダイレクト」では、S2410Wの発売に合わせて、S2410WまたはS2110WとBOSE製のスピーカーや専用保護パネル、スクリーンクリーナーを組み合わせたEIZOダイレクトだけの独自パッケージ「ダイレクトパック ワイドモニター&BOSEスピーカーセット」も発売する予定だ(S2410Wパックは10月26日発売で予約受付中、S2110Wパックは販売中)。

FlexScan S2410Wパック


FlexScan S2110Wパック

 ユーザーがとくに注目するのは、やはりBOSE製スピーカーとのセットだろう。上の表に示したように、スピーカーには「MediaMate II」と「Companion3」の2種類がある。液晶ディスプレイ単体とそれぞれのスピーカーをつけた場合との価格差はMediaMate IIで5000円、Companion3で2万円だが、希望小売価格はそれよりもはるかに高く、MediaMate IIで1万5540円、Companion3で3万4650円となっている。もちろん実売価格はそれ以下だろうが、それでもかなりお得なセットになっているようである。

 さて、この両者の違いだが、当然価格の高いCompanion3の方が高性能である。

 Companion3は2.1chのアンプ付きスピーカーシステムで、「ベースモジュール」と呼ばれるセンターユニットには低音スピーカーとアンプのほかに、DSPユニットも搭載されている。このDSPは、近距離、中距離、そして18畳程度までのリビングルームにも対応できる設計で、比較的近い距離でシネマ視聴する場合などにも威力を発揮する。左右に配置する中高音再生用のスピーカーは「マイクロキューブ」と呼ばれ、一般のマグネットよりもはるかに強力なネオジウムマグネットを使用しているため、小さいにも関わらず迫力あるサウンドが再生できるという。

 もう一方のMediaMate IIは、より簡易なアンプ付きの2chスピーカーシステムである。簡易といってもそこはBOSEらしく、近接視聴時の臨場感を増すためのスペイシャスエンハンサー回路や音の歪みを防止するコンプレッション回路を組み込んだり、音割れしないように設計されたモノコックボディなど、随所に工夫が凝らされている。また、MP3プレーヤーなども即つなげることができるので、手持ちのMP3プレーヤーを接続して簡単にオーディオ気分を味わうこともできる。

 さらにこれらに、光沢面/ノングレア面リバーシブル構造の専用保護パネルとスクリーンクリーナーを組み合わせることも可能だ。専用保護パネルとスクリーンクリーナーセットの威力については、以前に「フレキシブルアーム&液晶保護パネルがリーズナブルな価格であなたのものに!」でリポートしたので参考にしてほしい。

さまざまなシーンで大画面が活きる・使える

 S2410W/S2110Wは24.1インチまたは21.1インチのワイド液晶というだけでも十分に魅力的なのだが、このほかにもオーバードライブ回路の搭載による高速応答性能や広視野角(水平/垂直178度)、手元で使えて便利なUSBハブ機能などが満載されている。

 S2410W/S2110Wのビデオ入力端子はアナログ/デジタルに両対応したDVI-I×2系統なので、アナログ出力しか持たない古いPCやベアボーン/ホワイトボックスなどにも安心して接続できる。解像度も1920×1200ドットまたは1680×1050ドットとワイドで高いので、それぞれ1ランク上(対UXGAまたはSXGA)の操作性を享受することが可能だ。たとえばUXGA(1600×1200ドット)ではA4見開き等倍表示が限界だが、S2410Wではさらに横方向に320ドット分の作業スペースがあるので、ツールパレットなどもゆとりを持って配置できる。

 次ページでは、特にS2410Wにフォーカスし、同ディスプレイとBOSE製スピーカーの特徴が活きるようなシーンを想定しながら機能と活用法を紹介してみよう。

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提供:株式会社 ナナオ
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2005年12月31日