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新モデルより取り見取り! 今が買いどきコンパクトデジタルカメラ2004年モデルITmedia Shopping バイヤーズガイド(1/2 ページ)

各社出そろってきたデジカメ2004年モデル。それぞれに違いや特徴があるため、どれにしようと迷っている人も多いことだろう。今回はいくつかの選択・購入ポイントを取り上げてみた。自分にぴったり合った、後悔しないお気に入りの製品を見つけてほしい。

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 各社出そろってきたデジカメ2004年モデル。それぞれに大きさ/デザイン/基本性能において違いや特徴があるため、どれにしようと迷っている人も多いことだろう。今回はいくつかの選択ポイントを取り上げ、ちょっとした解説を加えてみた。自分にぴったり合った、後悔しないお気に入りの製品を見つけてほしい。

最低限の基本性能はおさえておきたいという人は……

 今回取り上げる製品はFinePix F610の有効630万画素から、DiMAGE X21の有効200万画素までがあるが、L判(通常の写真サイズ)用紙にプリントするという一般的な用途であれば、300万画素程度でも十分といえる。

 画素数が多いと撮影できる解像度も大きくなるので、切り抜きなどの画像編集や、A4サイズ以上で印刷する場合に威力を発揮する。そういった用途も考えているならば高画素機種がおすすめだ(ちなみに、他人に自慢しやすいというヨコシマな理由でもよいだろう)。

 また同じ有効画素数で比べる場合は、撮像素子が大きい(1/2.7インチは約0.9センチ、1/2.5インチは約1センチ)ほうが画質に有利といわれている。ただし撮像素子が大きい分、本体サイズも大きくなりがちだ。

とにかくデザインとカラーが重要だという人は……

 大きく分けて、よくあるカメラの形をしたスタンダードなタイプ、レンズが飛び出ない薄型デザインのタイプ、薄型ながらレンズ部を回転させて撮影できるタイプなど、多種多様なデザインの製品がある。

  • スタンダードタイプ:握りやすく撮影・操作しやすい。本体サイズはやや大きめ(厚め)傾向。
  • 薄型「フラットズーム」タイプ:とにかく薄く小型。その分撮像素子は小さめ傾向。
  • 薄型「回転レンズ」タイプ:スタンダード/フラットズームタイプのいいところ取りで自分撮りも行えるなど、撮影スタイルに幅が出る。ただし液晶モニタは小型傾向に。

 また、デザインにこだわるなら本体カラーにもこだわりたい。基本カラーのシルバー以外に、レッド系、ブルー系、ブラック系など多彩なカラーラインアップがそろうモデルは選択時の楽しみだけでなく、購入後の満足度にも大きく影響するだろう。

取り扱いやすさと撮影時重量・サイズ、どちらを優先するかに悩んでいる人は……

 今回のラインアップには、使用電源として、専用リチウムイオン電池と単3電池、大きく分けて2種類あるのが分かるだろうか。単3電池タイプは、緊急時にはコンビニや量販店など旅先でも購入できるアルカリ乾電池も併用可能となっているのが大きな特徴となる。ただし、専用リチウムイオン電池より重く、バッテリー持続時間も短い傾向にある。

 ちなみに下記スペック表の「重量」欄は本体のみの重量である。あくまで目安だが、単3アルカリ電池2本分が約40グラム、単3型リチウムイオン電池2本分は約55グラム、専用リチウムイオン電池は機種によりまちまちだが20グラム程度、コンパクトフラッシュカードは約10グラム、SDメモリカードは約3グラムとなる。

 本体のみの重量に、電池とメモリカード分の重量を加えた分が、普段持ち歩く撮影時重量となることに注意しよう。先ほどのデータからも分かるように、単3乾電池は意外に重いのである。また電池そのもののサイズも大きいため、それだけ本体サイズが大きくなってしまう。反対に専用リチウムイオン電池使用の機種は、デザイン性に富み、薄型・軽量のものが多い傾向にある。

 取り扱いやすさか、撮影時重量・サイズか、どちらを優先するかがポイントだろう。

「ほらほらこんな風に撮れたよ」と見せっこする機会が多い人は……

 デジカメ2004年モデルは、背面液晶モニタの大画面化もトレンドとなっている。

 ラインアップ中最大のものは、2.5インチ液晶を搭載する、ソニー「DSC-T11」「DSC-W1」、オリンパス「CAMEDIA AZ-1」だ。

 2.5インチというと最近のケータイ液晶ほどのサイズで、かなり大きく見やすいサイズとなる。被写体チェック時はもちろん、デジカメを扱ったことのある人なら必ず1度は行っている、集合写真を撮ったあと「ほらほら」とみんなで見る場合に非常に効果的となるだろう。

PCを使わず、プリンタから直接印刷したいという人は……

 プリンタとUSBケーブルで接続し、PCを使わず直接印刷できる「ダイレクトプリント」機能は意外と便利で、利用している人も多いのではないだろか。多くのメーカーで対応する「PictBridge」に対応している機種を選んでおきたい。

 だだし。使用プリンタも上記規格に対応する必要があるため、自分の持っているプリンタを一度チェックしておいたほうがよさそうだ。

 ……というわけで、下記に全22製品の現在の市場価格とスペックを表記した。

 読者の皆様、大いに悩んで購入していただきたい。

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