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特集:「7万円」でオーダーする激安ハイスペックショップブランドPCITmedia Shopping バイヤーズガイド(1/2 ページ)

充実のBTOメニューで自由な構成を選べる「ショップブランドPC」。パーツの低価格化とショップ努力によって、ハイスペックマシンもちょっと奮発するだけで買える時代になった。今回レビューした4機種を通じて、ハイエンドマシンが割安で手に入るショップブランドPCの魅力に迫ってみよう。

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 ショップブランドPCは、PCパーツショップが販売する組み立て済みPCのことで、基本的にBTOにてパーツを自由に構成し、注文することができるのが特徴だ。

 BTO(Built To Order)とは受注生産の販売形式のことで、PCのBTOではパーツ構成などを細かく指定して、予算に合わせた理想のマシンを手に入れられる購入方法である。自作PCでありがちな相性問題や、取り付け失敗など、組み立て時のトラブルとは無縁。使用中の不具合も、PC本体としてサポートが受けられるところがほとんどなので、個別のパーツメーカーに連絡しなくて済むというメリットもある。

ショップブランドPCは高いコストパフォーマンスが特徴

 ショップブランドPCのメリットは、その高いコストパフォーマンスにある。

 PCの低価格化はいっそう進んでおり、ショップブランドPCなら、シリアルATA接続のHDDやPrescottコアPentium 4などの最新パーツを選んでも、10万円を切る価格で購入できるモデルがある。

 また、一から自作するとして、パーツそれぞれを単体で購入することと比較して考えてみよう。ショップブランドPCなら、モデルや構成パーツによってはトータルで10%以上も安くなることさえもありえる。さらに、組み込みの手間やサポートのコストを考えれば、やはりお得なのである。

7万円でもマシンの個性が十分に出せる

 今回レビューを行ったの3モデル(+番外編1モデル)は、ミドルタワー、スリムケース、キューブと、割安モデルとは感じさせないスタイリッシュなケースが使われている。パーツ構成を見ても、「7万円以内でできるだけ高スペックのマシンをお願い」と、無理な注文をしたにも関わらず、無理矢理組まれた感じはなく、中には8倍速記録対応DVDドライブやカードリーダーを用意するマシンもあり、むしろ余裕すら感じられるほどだ。

 ケースの違いは大きく分けると以下の通りとなる。

 ミドルタワータイプは拡張性を重視した構成。ATXマザーの拡張スロットはすべて空けられ、ベイにも光学ドライブとHDDを1基ずつ搭載するだけと、内部は後にカスタマイズできるようにスペースが十分にとられている。ユーザーのニーズによってどのようにも対応できる拡張性の高さが好ましい。

 キューブタイプはその逆で、トータルで完結したPCとして使えるように、密度の濃い構成になっている。USBポートなどインターフェース類も豊富に備えられ、自作に興味がないユーザーでも扱いやすい構成にまとめている。

 そしてスリムブックタイプはその中間だ。2〜3のパーツを追加して完成させる目的なら、ミドルタワーほど設置に場所が必要でないちょうどいいサイズといえる。

 なお低価格モデルは、チップセット内蔵のグラフィックス機能を利用する傾向がある。もしゲーム用途としてPCを購入するのであれば、できればBTOメニューより別途グラフィックスカードを追加しておきたい。1〜2万円の程度の追加で、GeForce FX 5700やRADEON 9600XTクラスのハイスペックなカードなどがBTOメニューより選ぶことができる。

 また、TVチューナー付きビデオキャプチャカードや160Gバイトクラスの大容量HDDも1万円前後で手に入るので、わずかな追加でテレビパソコンとして発展させることもできるだろう。

 ……というわけで、下記に全28製品の現在の市場価格とスペックを表記した。読者の皆様、大いに悩んで購入していただきたい。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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