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GeForce 6シリーズのバリュークラス「GeForce 6200」発表

NVIDIAは日本時間の10月12日、GeForce 6シリーズのバリュークラスGPU「GeForce 6200」を発表した。Direct X 9、シェーダ3.0対応と上位GPU並みの機能をサポートしながらもパイプラインの本数を減らして価格を抑えている。

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GeForce 6200のリファレンスカード。SLI用のコネクタは存在しない

 GeForce 6200は上位ラインアップのGeForce 6800/6600と同様にDirect X 9、Shader 3.0に対応。また、TSMC製の0.11マイクロプロセスルールを採用し(ただしlow-Kは導入していない)、PCI Expressにネイティブで対応してHSIチップが不要になっているなど、最新のGPUであるGeForce 6600に準じた構成だ。


NVIDIAが明らかにしたGeForce 6シリーズスペックの一部。ピクセルパイプラインの数とメモリインタフェースの幅などで差別化を図っているが、サポートするソフトウェア的な仕様はほぼ同じ。なお、表中には「GeForce 6800 LE」のスペックも表記されている

 ただし、バリュークラス対応ということで、製造コストを抑えるために、ピクセルパイプラインの数は4本(GeForce 6800 Ultra/GTは16本、GeForce 6800は12本、GeForce 6600は8本)に減らされ、メモリ周りもインタフェースがGeForce 6600シリーズと同じ128ビット幅に、サポートする規格もDDRのみ。

 コアクロックはGeForce 6600と同じ300MHz(ちなみにGeForce 6600GTは500MHz)。メモリクロックは「カードベンダーが決定する」とNVIDIAは述べている。

 現在予想されている実売価格は、ビデオメモリ容量128Mバイトの製品で129ドル、258Mバイトの製品で149ドル。

 SLIに対しては、GPU内にSLI用の回路を設けているものの、製品で対応するか未定。ラインアップ的切り分けのために、バリュークラスのGeForce 6200ではSLIに対応させない、というのがNVIDIAの考えらしい。

 また、ほかのGeForce 6シリーズで登場するAGP対応カード(現在存在が確認されていないGeForce 6600シリーズのAGP版も、11月以降に登場する予定になっている)についても、現在のところ「不明」となっている。

 なお、現時点において、ダイサイズ、パフォーマンスなど、そのほかの主要なスペックについてもNVIDIAは明らかにしていない。

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