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HPだけではなかった? 東芝もノートPCメモリ交換

東芝が発表したノートPCの欠陥メモリ無償交換は、4カ月前にHPが「PC全体に波及」と警告したものと同種の問題であることが分かった。(IDG)

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IDG

 東芝は11月1日、2002年4月以降に発売された同社のノートブックPCの特定モデルの欠陥メモリモジュールを交換するプログラムを発表した

 該当する製品は日本および海外の27モデルに及び、該当するメモリモジュールを搭載したコンピュータは65万台に上るが、そのすべてではなく、問題があると見られているサプライヤー製のモジュールのみが交換されると同社広報では述べている。欠陥モジュールが搭載されたPCの台数は不明だという。

 メモリモジュールの問題は、PCがスリープモードから復帰するときに起き、ブルースクリーンエラーやPCのロックアップ、メモリデータエラーが発生する可能性がある。

 東芝は、今年6月末にHewlett-Packard(HP)がノートブックコンピュータのメモリモジュールに関する設計ミスを発見したと発表した後で調査を実施し、その後、この問題が明らかになったという。

 HPは6月末に自社のノートPCのメモリモジュールに不良があると発表し、問題のメモリモジュール交換を行うと発表した。これは、Intelのモバイルチップセットおよびプロセッサで、特定の省電力テクニックを使ったときにメモリモジュールが動作不良を起こすというもの。この欠陥はSamsung Electronics、Infineon Technologies、Winbond Electronicsのメモリ製品で発見された。HPによれば、Micron Technologyの製品では問題が発生しなかったという。

 東芝の広報担当者は、HPと東芝の問題が同一のものであるかどうかに関してはコメントしなかった。

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