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世界最小デジ一眼“*ist DS”で旅に出かけよう〜台湾・旧正月編(5/5 ページ)

海外旅行は被写体の宝庫だ。初めて訪れる場所は、見るものがすべて新鮮に思えるので、撮影に対する意欲も旺盛になる。そこで今回は、旅行にぴったりなデジタル一眼レフ機「*ist DS」による台湾旅行のフォトレポートをお届けしよう。

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台湾の仕事始めを撮る

 2月12日、台湾滞在の最終日。この日は知人の白先生の会社にお邪魔して、新年の仕事始めの儀式を撮影させてもらった。仕事始めといっても、この日から実際に仕事をするわけではなく、まだ休みは続くらしい。ただ、暦上での縁起のいい日だったので、この日が選ばれたそうだ。

 事務所の入り口にお供え物を並べ、線香をたいて、今年1年の商売繁盛を願う。そして外に出て、爆竹を鳴らし、紙銭を燃やす。ここでは割愛するが、それぞれの行いには様々な意味が含まれている。最近の日本の正月では、だんだん“正月らしさ”が失われてきているといわれるが、台湾では伝統的な正月の行いがまだちゃんと残っているのだ。

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パンケーキレンズを使い、お供え物を撮影。ISO800までなら、ゲインアップによるノイズはほとんど気にならない
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外部ストロボ「AF360FGZ」を天井に向けて発光させた。直接当てるよりも、ストロボによる光や影が目立たない

 なお、事務所内での撮影には外部ストロボ「AF360FGZ」を利用した。感度を高めてノーストロボで撮る手もあったが、鮮やかな飾りやお供え物の色をくっきりと再現するには、ストロボを使ったほうがいいと判断したからだ。また、*ist DSの内蔵ストロボだけでも撮影可能だが、外部ストロボを天井に向けて発光し、ストロボ光を拡散したほうが自然な雰囲気で撮れる。

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事務所に祭られた達磨禅師を拝む姿を標準ズームのワイド端で撮影。この後、事務所のすべてのパソコンに電源を入れる儀式も行われた
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紙で作ったお札「紙銭」を持って、商売繁盛を祈る。彩度を+設定にして、鮮やかな色を再現した
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外に出て紙銭を燃やす。正月の台湾の至るところで見られる光景だ。この後、爆竹を鳴らし、新年を盛大に祝う
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お年玉にあたる「赤包」が事務所のスタッフ全員に配られた。お世話になった台湾の皆様、ありがとうございました

 最後にはお年玉までいただき、名残惜しい台湾を後にした。4泊5日の台湾旅行で撮影した枚数は1200カット以上になった。900カットあたりで1度だけバッテリー「CR-V3」を交換したが、十分に優秀なバッテリー性能といえる。このくらいの期間の旅なら、予備のCR-V3を1セット(2本)を用意しておけば問題はないだろう。

 また、撮影カットの総容量は約2.8Gバイトである。今回持参したのは1GバイトのSDメモリーカード2枚だったが、画質設定を1段下げるか、あと1枚カードを用意していればバックアップ用のノートパソコンも持たなくて済んだだろう。

 なぜ、そこまで荷物にこだわるかといえば、旅先でいい写真を撮るには荷物の量をなるべく減らし、フットワークを軽くすることが何よりも重要だからだ。これからも世界最小のデジ一眼*ist DSを持って旅に出ようと思う。

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